転生美少女は媚びへつらって生きる。[鬼滅の刃]

無惨様３ ページ12

童磨「Aちゃん、これから君はどうしたい？」



帰りたいんですけど()

なんて言ったらきっと喰われるので何か別の策にしないと……


コイツらに怪しまれず、なるべく距離を離す方法……





『あ！私、働きたいです。』





童磨「えっ、お仕事？」






『はい！記憶が無くなってしまったので以前私はどうやって生活していたか分かりませんが……

食べ物や衣服を買うためにはまずお金を稼がなきゃ』




どうだ！！なかなか良い策でしょ

あなた方みたいに人は喰えないからね！





無惨「そんなもの私がそろえれば良いだろう。金には困っていない。」






かっけぇなおい。

いや違う違う。私は距離を離したいんだ君たちと！！！






『でもただ居座るなんて…私とっても申し訳なくて……』





童磨「あはは！君は真面目な子だねぇ。どうする無惨様。」





無惨「………気に食わんな。」






なんでだよ！君ら私の事大好きかよ！！！


でもここで引く訳にはいかない、なんとか押し切らないと！






『無惨様………ダメ…ですか？』





無惨「…………」






『(うるうる)……』






無惨「………………………………仕方ないな。」






『やったぁ！ありがとうございます無惨様！大好きですっ(ギュッ)』






無惨「なっ、やめろ引っ付くな。私の服が汚れる。」






童磨「(とか言いつつ引き剥がしたりしないんだよなぁ……面白い面白い。)」







ふっ、かの鬼舞辻無惨様でも美少女の涙目&上目遣いには勝てないようだな！！！！






童磨「働き所は俺が紹介してあげるよ。頑張ろうねAちゃん。」






無惨様の胸元に顔を埋めつつ童磨さんの言葉にはい！と返事を返す。





凄くね？


鬼に、しかも無惨に抱きついたのなんか私が人間史上初くらいじゃね？





とにかくこの世界線での私の顔面と演技力にひたすら感謝をする一日となった。

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