灰谷兄弟 ページ5
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杏奈「A、A!」
お客さんと話をしていると、杏奈が駆け寄ってくる。
杏奈は私に耳打ちした。
『どしたの?』
杏奈「このキャバクラ運営してるお偉いさんが来てるから、挨拶しに行くよ!」
『え、それ私行って大丈夫なの?』
杏奈「オーナーがA新人だし、初めて会うから挨拶がてらって。」
『分かった、ありがとう。』
私はお客さんに挨拶をしてテーブルを離れた。
そして、おそらくVIPルームに居るお偉いさん?に、数人のキャバ嬢と、杏奈と共に会いに行く。
『やばい、なんか緊張するんだけど。』
杏奈「平気平気、私たち特に話したりしないし。それにお偉いさんバチバチにイケメンだよ。」
『相変わらずだね杏奈…』
((ガチャ…))
扉を開けて部屋に入る。どうやら私たちが最後だったらしい。
私と杏奈は先にいたキャバ嬢たちの列に並び、お偉いさんと対峙するように立った。
そして、私はそのお偉いさんを見て驚愕した。
オーナー「いつもお世話になっております……お陰様で経営は順調でして……」
オーナーが何か話し出したようだけど、全然耳に入ってこなかった。
だって……
紫でメッシュの入ったまとめ髪の男性と、同じ髪色のウルフカットの男性。
『(あれって……どうみても灰谷兄弟だよね……?)』
心臓がドクドクと音を立てた。
喉元にあるあのタトゥー……やっぱり梵天に違いない。
『(関わらないようにって思ってたのに……ここの経営って梵天だったの!?)』
驚いて、横に居た杏奈に視線を送ってみても、杏奈は灰谷兄弟の美しい顔面に夢中の様子だった。
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名無し43687号(プロフ) - この作品が好きで何度も読み返していたのですが先程プリ小説と言うアプリで主様の作品と凄く似ている作品を見かけました主様はこのアプリ以外でこの作品と同じものを書いたりしていますかт т (9月19日 21時) (レス) id: 2b8f1abd53 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 桔梗さん» ツイステに留まらずこの作品も読んでいただきありがとうございます!作者として認知頂けるの嬉しいです…泣。更新頑張ります! (2022年2月15日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - めちゃくちゃ面白い作品誰が書いてらっしゃるんだろあと思ったらfull.様じゃないですか!驚きました!この作品もすごく面白いです!さすがとしか言いようがない、、!これからも更新楽しみに待ってます! (2022年2月15日 2時) (レス) @page40 id: cf40087a4e (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 彼方さん» 彼方さんありがとうございます!!もっと楽しんでいただけるよう更新頑張ります! (2022年2月14日 18時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年2月14日 16時) (レス) id: 753b80d584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2022年2月11日 22時