制裁 ページ33
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(※灰谷兄弟がとんでもなく口悪いです。)
店の営業時間になると、早速エミさんが話しかけてきた。
エミ「Aちゃん、やっほ〜。」
『あ、エミさん、お疲れ様です。』
エミ「………ねぇ、Aちゃんってぇ、もしかして馬鹿なの?」
『え?』
この前も思ったけど、やはり私はエミさんに嫌われているらしく、突然罵倒を食らった。
エミ「エミ、その香水嫌いだって言ったよねぇ?」
『あー…覚えてますよ。でも今日は灰谷さんいらっしゃるので、その時は付けたいんです。』
エミ「……チッ」
エミさんは私の返しに答えることなく舌打ちをして去って行った。
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『蘭さん!竜胆さん!いらっしゃい!』
蘭「お邪魔しま〜す!」
竜胆「今日は早めに来れたぜ。」
私は早速二人を出迎えた。
確かにいつもより到着が早い。
『今日お仕事早く終わったんですか?』
蘭「Aちゃんに会うために早く終わらせてきたの♡」
竜胆「偉いだろ?」
『偉すぎです。じゃあいつもより長く一緒に居れますね!』
竜胆「あー、これの為に頑張った。」
蘭「甘やかせよなぁ。」
『ふふ、任せて下さい。』
私は二人をいつも通り案内した。
『今日はここです、どーぞ!』
蘭「Aちゃんいつも通り真ん中な〜。」
そしていつもの様に挟まれる。
すると、蘭さんの隣にさっそくエミさんが来た。
エミ「蘭さん、竜胆さん、今日はエミもヘルプ入りますね♡」
エミさんは愛らしくニッコリと微笑む。
しかし、蘭さんと竜胆さんの表情はピシリと凍りついた。
蘭「は?誰お前。」
エミ「えぇ、ひど〜い、この前お話したのにぃ。エミっていいます、このお店のナンバーワンなんですけど〜」
蘭「いや聞いてねぇし、ブスのくせに喋んな。」
エミ「なっ、」
『(ひ、ひえ……)』
蘭さんの恐ろしく冷たい態度と言葉に、言われていない私まで背筋が凍った。
勝手にヘルプとか来たら怒るかもな、とは思ってたけど、もしかしたら怒るとかのレベルではないのかもしれない。
エミ「ひ、ひど〜い、エミとも仲良くして下さいよぉ。」
演技かどうか分からないが涙目になってしまっている。
竜胆「てかお前なんで勝手にそこ座ってんの。」
エミ「だってエミも竜胆さんたちと話したいも〜ん。」
もうここまでくると私はエミさんのメンタルを尊敬する。
私どうなっても知らないからね。
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名無し43687号(プロフ) - この作品が好きで何度も読み返していたのですが先程プリ小説と言うアプリで主様の作品と凄く似ている作品を見かけました主様はこのアプリ以外でこの作品と同じものを書いたりしていますかт т (9月19日 21時) (レス) id: 2b8f1abd53 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 桔梗さん» ツイステに留まらずこの作品も読んでいただきありがとうございます!作者として認知頂けるの嬉しいです…泣。更新頑張ります! (2022年2月15日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - めちゃくちゃ面白い作品誰が書いてらっしゃるんだろあと思ったらfull.様じゃないですか!驚きました!この作品もすごく面白いです!さすがとしか言いようがない、、!これからも更新楽しみに待ってます! (2022年2月15日 2時) (レス) @page40 id: cf40087a4e (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 彼方さん» 彼方さんありがとうございます!!もっと楽しんでいただけるよう更新頑張ります! (2022年2月14日 18時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年2月14日 16時) (レス) id: 753b80d584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2022年2月11日 22時