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あれから三人で暫くワイワイと飲んで、蘭さんと竜胆さんは当たり前かのように数百万の大金を落としていった。
『今日も楽しかったです、ありがとうございました。』
蘭「俺も楽しかった〜、また来るね♡」
竜胆「じゃあな、Aちゃんも気をつけて帰れよ。」
『はい!』
二人を見送って、店内に戻る。
オーナー「Aちゃん……」
『?、オーナー、どうしました?』
オーナー「感激だよ!!」
『わっ、』
ガシッと肩を掴まれる。
オーナー「灰谷さんたちを飲ませプレゼントまで…!」
『あぁ、私もびっくりしました。でも嬉しいですね。』
オーナー「いやぁ、お陰で最近お二人共機嫌が良くてさぁ、凄い助かる!!」
オーナーも色々と大変なんだなぁとぼんやり思う。
オーナー「今日はもう早めに上がるかい?」
『あ、もうこんな時間か…』
オーナー「お客さんも減ってきたし、上がって大丈夫だよ。」
『じゃあ、お言葉に甘えて、お先失礼しますね。』
オーナーにお辞儀をして、裏に戻った。
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『ふふ…』
帰り支度の途中。
竜胆さんに貰ったネックレスを見て、香水の匂いに酔いながら、思わず笑みが零れた。
すると、後ろから声をかけられる。
?「ねぇ、Aちゃ〜ん。」
『?、はい。』
振り返ると、そこにはエミさんが居た。
エミさんはここのキャバクラのナンバーワンキャバ嬢だ。
エミ「それ……可愛いネックレスだね。貰い物?」
『あ…はい、竜胆さんに頂きました。』
エミ「ふぅん……」
『あ、あの…どうかしましたか?』
エミ「ねぇ、エミも蘭さんたちと話したいなぁ、今度来た時、エミもヘルプ入っていい?」
『!』
私は良いけど……蘭さんたちはなんて言うだらうか。
エミ「Aちゃんだけ"運良く"独占なんでズルいでしょ〜?良いよね?」
『(なんか、嫌味のある言い方…)』
まぁ、私どうなっても知らないけど。
『良いですよ、勿論。』
エミ「ふふっ、良かったぁ〜。じゃあまたねAちゃん。」
『はい、お疲れ様でした。』
エミ「あ、あと、」
『?』
エミ「その香水、エミ好きじゃないから付けないでね。」
『!』
((バタン!!))
勢いよく扉を閉めて出ていった。
『なんか、面倒くさいことになりそう…』
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名無し43687号(プロフ) - この作品が好きで何度も読み返していたのですが先程プリ小説と言うアプリで主様の作品と凄く似ている作品を見かけました主様はこのアプリ以外でこの作品と同じものを書いたりしていますかт т (9月19日 21時) (レス) id: 2b8f1abd53 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 桔梗さん» ツイステに留まらずこの作品も読んでいただきありがとうございます!作者として認知頂けるの嬉しいです…泣。更新頑張ります! (2022年2月15日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - めちゃくちゃ面白い作品誰が書いてらっしゃるんだろあと思ったらfull.様じゃないですか!驚きました!この作品もすごく面白いです!さすがとしか言いようがない、、!これからも更新楽しみに待ってます! (2022年2月15日 2時) (レス) @page40 id: cf40087a4e (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 彼方さん» 彼方さんありがとうございます!!もっと楽しんでいただけるよう更新頑張ります! (2022年2月14日 18時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年2月14日 16時) (レス) id: 753b80d584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2022年2月11日 22時