炭治郎の憂い ページ7
炭治郎side
ある日の任務終わりの事だった。
俺は街で、宇髄さんとAさんが歩いているのを見かけた。
相変わらず綺麗なAさんと、
Aさんの歩幅に合わせて歩く宇髄さん。
仲睦まじい様子であった。
確か、Aさんを吉原から鬼殺隊に誘ったのは宇髄だったっけ。
二人は俺よりも長く顔を知っている。
胸がチクリと痛む。
少し前から気づいていた。
俺は、Aさんのことが好きなのだ。
一人の女性として。
だけど、自覚したからといって何が変わるわけではなかった。
「(並んで歩く宇髄さんとAさん、絵になっていたなぁ)」
美男美女の二人は、きっと道行く人に恋仲だと見られていたのだろう。
今度は、胸の奥がざわざわとして落ち着かなくなる。
きっと名前さんは、俺のことなど眼中に無い。
わかっている。
この恋が叶わないことは。
わかっている。
わかっているんだけど。
俺も、宇髄さんみたいにかっこよくて大人びていたらなぁ
ああ、だめだ。おれはなんて酷いやつになってしまったんだ。
今だって、こんなことで嫉妬をするなんて。
でも
好きなんだよなぁ。
「_______はぁ。」
ひとつ、静かなため息を落とした。
1990人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月16日 9時) (レス) @page49 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうこ(プロフ) - すごく面白かった!これからも頑張って下さい! (2022年3月15日 17時) (レス) id: dd7da01f9b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2021年5月16日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年4月21日 12時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - mikittyさん» お待たせしました、こちらの方もこれからペース上げて頑張ります! (2020年12月20日 20時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年1月27日 23時