油断は禁物4 ページ44
貴方が、どうして私のことをそんなふうに考えたのかは分からないけど。
『貴方も物好きなのね。』
そう言うとケラケラと笑い泣きしていた。
「そうみたいだね。」
童磨さんの涙が落ち着いたかと思った時、
部屋の戸がバタンッ、と大きな音を立てて開いた。
驚いて振り返ると、そこには刀を握りしめた煉獄さんが立っていた。
『!、煉獄さん』
「Aから離れろ。」
暗くて表情はよく見えなかった。
でも、煉獄さんの手はワナワナと震えていた。
「あはは、そんな怒んないでよ。何も手ぇだしてないって。」
童磨さんは煽るように笑う。
「いいから離れろ。」
煉獄さんの声が一段低くなる。
部屋中に、身体中に緊張が走る。
「ねぇAちゃんは何であんな奴がいいわけ?」
童磨さんは煉獄さんの言うことを無視して私に近づいた。
途端、視界が大きく揺れ動く。
煉獄さんは童磨に斬りかかり、
私は気づけば煉獄さんの腕の中にいた。
私を守るように背中に片腕を回し、刃は童磨さんの方へ。
「お前も茨のひとつ?
ははっ。へし折ってやりたいね。」
童磨さんはまた煽るようなことを口にする。
でも、戦闘態勢には入らなかった。
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月16日 9時) (レス) @page49 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうこ(プロフ) - すごく面白かった!これからも頑張って下さい! (2022年3月15日 17時) (レス) id: dd7da01f9b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2021年5月16日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年4月21日 12時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - mikittyさん» お待たせしました、こちらの方もこれからペース上げて頑張ります! (2020年12月20日 20時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年1月27日 23時