手がかり ページ36
昼見世はもう終わり、次はお客の相手をする準備に入る。
着物を着替えたり化粧を直す間に、女将さんが様子を見に来てくれた。
「A花魁、お疲れさん。これ差し入れのお茶だよ。」
『あら女将さんありがとう。』
女将さんの入れてくれたお茶を飲んで、一息をつく。
「いや〜、大盛況だねぇ。こんなに店が盛り上がったのは初めてだよ。あんたのお陰さ!」
『そんな大袈裟な。ありがとうございます。』
「あんた目当ての客がいっぱい来てるよ。頑張ってね。」
ええ、と頷く。
初日でお客が取れるなんて有難いことだな。
お客と接触出来ることはとても有利だ。
話の中で、何か鬼に関する情報を得られるかもしれない。
潜入一日目だけど、順調だ。
『(よし、本番ね。)』
鏡で自分の姿を確認して、身なりを整える。
深く深呼吸をして客の元へと向かった。
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月16日 9時) (レス) @page49 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうこ(プロフ) - すごく面白かった!これからも頑張って下さい! (2022年3月15日 17時) (レス) id: dd7da01f9b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2021年5月16日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年4月21日 12時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - mikittyさん» お待たせしました、こちらの方もこれからペース上げて頑張ります! (2020年12月20日 20時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年1月27日 23時