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潜入実行4 ページ30

煉獄side

女将の声を聞いて店の従業員たちが集まってくる。




男も女も、Aの顔を見ては頬を赤く染め、とんでもない美女がうちに来たと


たちまち店中が大騒ぎになった。





この様子では、きっとAはすぐに店の看板花魁になるだろう。






「よもやよもや!小さい店を選んだは良いが、Aの力ですぐに大きくなりそうだな!」






『そんな大袈裟な。でも歓迎されてるみたいで良かったです。』







Aの顔からは、先程の不安げな感じはなくなっていた。







うむ、本当に肝の据わった女だ。









その後、俺たちはすぐに屋敷の中に向かい入れられ、早速働く準備をすることになった。






「この部屋を今日から使っておくれ。何か不自由があったら教えてね。」







「ああ、ありがとうな女将さん。」






ふとAを見やると、部屋を見てぽっかりと口を開けていた。






「?、どうしたA。」








『……あ、いえ。


普通、雇ってもらったばかりでこんな豪勢な部屋を貰えることって無いので、驚きました……。』







Aの言葉を聞いて、確かにと頷く。


来たばかりの俺たちだが、大分待遇が良いな。









『ねぇ女将さん。わっち、本当にこの部屋を使っても?』








「当たり前だよ。あんたみたいな綺麗な女見たことないさ。あんたはきっと直ぐに有名な花魁になるからね。」





『!……あい。』







Aの顔が綻ぶ。


女将さんはとても期待をしているようだ。







Aが花魁をするのは久しぶりだが、彼女の価値は何も廃れていなかった。


彼女の積み上げてきたものが、今こうして役に立っている。









Aの嬉しそうな顔を見て、俺も気づいたら笑っていた。

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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月16日 9時) (レス) @page49 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうこ(プロフ) - すごく面白かった!これからも頑張って下さい! (2022年3月15日 17時) (レス) id: dd7da01f9b (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お元気ですか? (2021年5月16日 3時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年4月21日 12時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - mikittyさん» お待たせしました、こちらの方もこれからペース上げて頑張ります! (2020年12月20日 20時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/  
作成日時:2020年1月27日 23時

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