緊急柱合会議3 ページ29
無一郎side
玄関から音がしたから、やっとAが帰ってきたかと思えば、宇髄さんの声がした。
なんであの人と一緒に?
少し不審に思いながらも玄関へ向かうと、Aは宇髄さんに抱き抱えられていた。
「ちょっと待って、どういう状況?
なんで首に手形がついてるの。」
「おっと、俺を睨むんじゃねぇ。悪ぃが話はあとだ。コイツを頼む。」
そう言うとAを降ろして足早に去っていった。
「ねぇA、どうゆうこと?」
『私ね、さっき鬼舞辻無惨に会ったの。』
「!!!!」
Aが鬼舞辻無惨と?
一体どうゆうこと?
もしかして、その首はそいつにやられたの?
唐突の出来事に驚きつつもふつふつと滞りなく怒りが沸きあがる。
「他に怪我はない?何かされなかった?
食べられそうにならなかった?」
鬼舞辻無惨、本当にふざけるなよ。
僕のAにこんなことをしておいて。
逃げられると思うなよ。
『無一郎くん、取り敢えず今は落ち着いて。私は無事よ。』
「なんでアイツAを狙ってるの?
何が目的なんだろう。首にこんな痣を残しておいて。
大丈夫だから、僕が絶対にアイツを殺すから。」
『無一郎くん!!』
Aの大声にびっくりして、我に戻った。
知らずのうちに掴んでいたAの肩を離す。
「ご、ごめん、僕、」
ふっと、Aの両手が僕の頬を包む。
『大丈夫、大丈夫よ。』
涙が出そうになって、Aを抱き締めた。
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full.(プロフ) - 彼岸花...さん» とっても励みになります!コメントありがとうございます!! (2020年1月25日 16時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花... - すごく面白いです! 更新頑張ってください!! (2020年1月25日 15時) (レス) id: 7685bdfe15 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ゆいさん» 温かいコメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年1月16日 0時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました!続きを楽しみにしてます! (2020年1月15日 23時) (レス) id: 67d27ac634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作成日時:2020年1月6日 21時