鬼舞辻無惨2 ページ22
そんなことを考えていると、奥の部屋から人が歩いてきた。
「おや、そんな所で立ち止まってどうしたんだい麗さん。」
「ああ、月彦さん。お客様に衣服の確認をと思って。」
「そうか。いらっしゃいませ。」
この人が「月彦」……。
なるほど。嫌な予感ほど的中するものね。
童磨さんと出会った時のような冷たい空気が背中を撫でる。
月彦さんは私のことをじっと見つめている。
まるで値踏みされているような。
瞳の奥はすごく冷たかった。
『こんにちは。蓮凪Aと申します。』
考えている素振りを見せないよう、いつも通り挨拶をした。
月彦さんはにこりと笑って、
ごゆっくり、と言った。
「では蓮凪様、行きましょうか。」
再び、麗さんに連れられて部屋へと進む。
.
部屋について、必要な分の衣服の確認をした。
「それでは包装をしてきますので、ここでしばらくお待ちください。」
『ええ、わかりました。』
麗さんは部屋出ていった。
先程、月彦さんとの会話を思い出す。
見た目は人間だった。
しかし、おそらく彼は鬼だ。それも位の高い。
童磨さんや猗窩座さんから感じたものとはまた違う圧がある。
屋敷に戻ったら報告しなければ…。
そんな事を考えていると、部屋の戸が開いて人が入ってきた。
月彦さんだった。
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full.(プロフ) - 彼岸花...さん» とっても励みになります!コメントありがとうございます!! (2020年1月25日 16時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花... - すごく面白いです! 更新頑張ってください!! (2020年1月25日 15時) (レス) id: 7685bdfe15 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ゆいさん» 温かいコメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年1月16日 0時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました!続きを楽しみにしてます! (2020年1月15日 23時) (レス) id: 67d27ac634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作成日時:2020年1月6日 21時