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第51羽 ページ5

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真っ白な病院の天井が映る。診察やらレントゲン検査やらを終えた私は、何故か個室に通された。

『病院ってこんな感じなんだ…』

エタノールの匂いがする。あんまり嫌いじゃない。真っ白なカーテン、真っ白なベッド。なんだか無機質すぎて逆に落ち着かない。休もうにも、さっきまでの事件の衝撃が強すぎて眠れずにいた。

コンコン。

病室のドアがノックされる。

『どうぞ。』

すると、わーっと一気に賑やかな声が入ってきた。

「お姉さんー!!」

「Aちゃん!大丈夫!?」

『えっ!?』

歩美ちゃん、光彦くん、元太くん、哀ちゃん、それに蘭ちゃん。

「お姉さん死んじゃやだ〜!」
「死ぬな!せっかく少年探偵団の仲間が増えたんだからよぉ!」
「生きてて良かったです〜!」

『え、あ、死なないよ、生きてるよ、だ、大丈夫大丈夫。』

私を見た瞬間うわ〜んと泣き出す子供たちを必死に宥める。

「Aさん…もう…本当に心配しました…!爆破に巻き込まれたって聞いて…っ」

目に涙を浮かべた蘭ちゃんに抱き締められる。

『ご、ごめん蘭ちゃん。』

「怪我は…?大丈夫なんですか?」

『うん、今レントゲン検査終わったよ。何処も折れたりしてない、ちょっと打撲しただけ。』

「っ……良かった…でも無理しちゃ駄目ですからね?」

『うん……来てくれてありがとう、蘭ちゃん。』

私も腕を回し、抱き締め返す。皆、こんなに心配してくれてたんだ。
ふと、蘭ちゃんの後ろにいた哀ちゃんと目が合う。

「貴方も無茶するわね。」

『心配かけてごめん、来てくれてありがとうね。』

「ううん、お大事にね。」

『…うん。』

ぽかぽかと、心が温かくなる。

「見ろよ!光彦とお見舞いのお花買ってきたんだぜ!」
「綺麗でしょ?元気だしてくださいね!」
「元気になるまで、歩美が傍に居てあげるね!」

バッ、と突然目の前に出されたピンクの花束。ビックリするのと同時に、ちょっと泣きそうになった。

『皆、ありがとう。』

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only07(プロフ) - ベルモットとオリヴィアちゃんが幸せになってほしいです……! (1月14日 20時) (レス) @page45 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れません🥺更新待ってます!!!! (12月11日 21時) (レス) id: 3161f0695a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - とても好きです…🥹 (11月26日 22時) (レス) @page43 id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああ好きです (9月16日 19時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ベルさん» ほんとですか!泣長ったらしいお話ですが付き合っていただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます! (6月19日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/  
作成日時:2023年3月10日 20時

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