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マイキー「ん…甘い。」
『飲みやすいのが良いかなって。甘いのお好きですか？』
マイキー「うん。」
『ふふ、良かったです。』
マイキー「Aは酒好きなの？」
『うーん、まぁそうですね。万次郎さんはお好きですか？』
マイキー「あんま飲まねぇ。けど、これは好き。」
気に入ってくれたらしく、再びグラスに口をつける。
マイキー「A。」
『はい？』
マイキー「俺が今沢山酒頼んだら、Aに金いくの？」
『え？……あぁ…本指名だったのでそうですね。』
マイキー「A好きなの選んで。高いヤツでいいから。」
『い、いやいや！私には十分ですから…！』
マイキー「………そう？なら食べもんは？女って、こういうデザート好きだろ？」
『それは、お客さんが食べるためのデザートやおつまみなので、私は食べませんよ。』
マイキー「……そう、か。じゃあどうしよう、服がいい？宝石好き？……あ、それともチップで直接がいいのか…？」
『え？ちょ、何の話ですか。突然どうしたんです。』
マイキー「Aは俺に、何されたら嬉しいの。」
『！』
私はその言葉に目を見開いた。
だってそれって、私を喜ばせようとしてるってこと？どうして？
『何って…』
マイキー「俺、こういう場所来るの初めてだからよく分かんねぇ。けど、ある程度金ならあるし、欲しいもんはあげれると思う…。」
『ど、どうして万次郎さんがそんなことするんです？というか……なんかさっきから顔色が悪くありませんか？』
なんだかどこか焦った顔の万次郎さんは、なにかに怯えるように私を見ている。
マイキー「いいから、教えてよ。何して欲しい？どうしたらAは喜ぶ？」
『万次郎さん。』
マイキー「俺分かんない、ごめん、でも俺ね」
『万次郎さん！』
マイキー「っ…」
さらにヒートアップしてしまう万次郎さんの肩を掴む。
そしてジッと目を合わせた。
『何をそんなに焦ってるんですか？本当にどうしちゃったんです。』
マイキー「だって…」
万次郎さんは俯いてしまった。
マイキー「だって、傘も服も返されたし。」
『！……』
マイキー「何か…、何かしなきゃ、Aに会える理由無くなる。」
ポツリと呟いた小さな声とは裏腹に、拳は固く握られていた。
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full.(プロフ) - ゆきさん» うわあああ嬉しすぎます！(´TωT｀)この作品を選んでくれてありがとうございます！更新も頑張ります！ (2022年7月16日 10時) (
レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 天然水さん» コメントありがとうございます！ (2022年7月16日 10時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - とても素敵な作品をありがとうございます！面白くて一気に読んでしまいました！1番好きな作品です…♡作者様のペースで更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page49 id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - 更新してください (2022年7月12日 19時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - 早く更新してほしいです (2022年7月4日 7時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年4月15日 0時
