. ページ30
.
九井「そういや、これ。」
九井さんは私にショップバックを差し出した。
『？、なんですか？』
九井「前同伴したときに、Aのドレス作っただろ。」
特注で作って貰っていたドレスが完成したらしい。
私はその箱を開けてみた。
『わぁ〜！！』
形はタイトなチャイナドレス。
ベースは黒で、所々に金の刺繍が施されている。
『綺麗……素敵！』
流石九井さんのセンスだ。任せて良かった。
九井「気に入ったなら良かった。」
『着ても良いですか！？』
九井「当たり前だろ。そのために作ったんだから。」
『ふふ、フィッティングルーム行ってきますね！』
九井「おう、楽しみ。」
私は急いでフィッティングルームに向かい、そのドレスに着替えることにした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
『どう……ですか？』
緊張しながらVIPルームの扉を開けた。
九井「っ……」
九井さんは私の姿を捉えると少し目を見開く。
九井「……綺麗だよ。びっくりするくらい。」
『ふふ、なんか照れますね。』
九井「こっちに来い。もっと近くで見せろ。」
近づくと、九井さんはするりと私の髪を撫でた。
仕草ひとつひとつに恥ずかしくなってしまう。
九井「やっぱり、美人には黒で正解だな。」
『そんなに褒めてどうするつもりですか。』
九井「別に？本当なんだから仕方ないだろ。」
頭の先からつま先までじっくりと観察し、満足気な表情をしていた。
『…本当、ありがとうございます。こんな素敵なドレスを着れるなんて。』
九井「こんなに似合ってくれるなら俺だって嬉しいよ。」
『そうだ……写真撮りませんか？』
九井さんもチャイナ調の服だから、きっと見栄えがいいはず。
九井「良いな。じゃあもっと近づかないと。」
九井さんは私の腰に手を回した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2862人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
full.(プロフ) - ゆきさん» うわあああ嬉しすぎます！(´TωT｀)この作品を選んでくれてありがとうございます！更新も頑張ります！ (2022年7月16日 10時) (
レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 天然水さん» コメントありがとうございます！ (2022年7月16日 10時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - とても素敵な作品をありがとうございます！面白くて一気に読んでしまいました！1番好きな作品です…♡作者様のペースで更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page49 id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - 更新してください (2022年7月12日 19時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - 早く更新してほしいです (2022年7月4日 7時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年4月15日 0時
