従者の苦難２ ページ10
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それから私はジャミルの話を聞いた。
『………。』
ジャミル「ふっ、ははっ、なんですか、その顔。」
『い、いやだって、予想以上どころじゃないわよ…。貴方、本当よく我慢していられるわね。』
ジャミル「ふふ、そうですか？」
『私なんて絶対出来ない。勝ちも、1位も、譲りたくないもの。……でもきっと、貴方が1番そうなのよね。』
ジャミル「慣れ……ですよ。」
そう返すジャミルの言葉は淡白だけど、横顔はとても寂しそうに見えた。
『うーん……』
ジャミル「？、なんですか？」
『私はカリムとジャミルの間に口を出せるような存在じゃないし……何か出来ることは無いかなって……せめてジャミルのストレスが吹き飛ぶような…』
ジャミルは少し考えるような仕草をした。
ジャミル「……それなら。」
『ん？』
ジャミルはパッと私に両腕を広げた。
ジャミル「俺を癒してくださいよ。」
『え？……』
ジャミル「……ダメですか？」
『え、い、いや私はいいけど…ジャミルは大丈夫なの？』
ジャミル「ええ、さ、早く。」
『…こう？』
ジャミル「はい、俺の上に乗ってください。」
私は困惑のままにジャミルの膝の上にのせられ、ギュッと抱きしめられた。
ジャミル「………ｽｩ………ﾊｧｰ…」
ジャミルは私の首筋に顔を埋め、落ち着いたように一息ついた。
私はジャミルの頭を撫でる。
『よしよし。』
ツヤツヤな髪の毛で、指がスっと通って撫でると心地よい。
ジャミル「……もっとだ。」
『！……ふふ、よしよし。偉いねジャミル。いっぱい頑張ってるね。』
まるで、今はジャミルが主様みたいね。
随分かわいい主様だけど。
ジャミルはグリグリと頭を首に擦ってきた。
『偉い、偉い。頑張ってるジャミルかっこいいよ。1番凄いよ、流石ねジャミル。よしよし。』
ジャミル「ん……1番？」
『そうよ、1番。』
ジャミル「……ふふ。」
口角が上がっているのは、見なくてもわかる。
少しは息抜きができているようで良かったけど。
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full.(プロフ) - Aliceさん» こういう子ほど堕としたくなりますよね、、 (11月26日 19時) (
レス) id: 7da2bf43f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネージュくん可愛いなぁヘーゼル様より少女漫画してる笑 (11月26日 19時) (レス) @page50 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 悠さん» ツイステ未履修でも読んでいただけたんですか！？嬉しすぎるんですがはぁ！？ありがとうございます！？！？ (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あまねさん» え！いやにならないでください笑笑 (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あーりさん» 大変遅くなり申し訳ないです…(泣泣) (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年1月6日 23時
