貴方だけは４ ページ31
『マレウス。』
マレウス「！、何だ、」
『これ、貴方の落し物。これを届けに来ただけだから。』
マレウス「え……もう帰るのか。」
『うん…お取り込み中みたいだしね。』
マレウス「！……それは違っ」
『えっと、邪魔する気は無いわ、じゃあね、監督生さん。』
私はそのまま扉を閉めた。
『ふぅ、びっくりしちゃった。』
なかなか面白い光景だったけど、面倒くさいことには関わらないに限るわよね。
これでようやく図書室にも行ける。
私はそさくさとディアソムニアを出た。
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ユウside
「なんで………何ともないわけ……？」
アンタの男に手を出したのに、なんでそんな淡々としてるの？
それとももう、この人には飽きてるわけ？
「ほんと、ビッチなのね……」
マレウス「………おい。」
「！」
下から聞こえた低い声に思わず肩が跳ねる。
「あっ、ごめんねツノ太郎！重かったよね。」
マレウス「………」
マレウスは無言で起き上がると、まるで汚れを払うように制服をはたいた。なにそれ、失礼すぎない？
「あ、あの、ツノ太郎…さっきの話だけど、私はやっぱりツノ太郎しか」
マレウス「お前のせいで……」
「え？」
マレウス「Aに誤解されただろうが！！なんてことをしてくれた！！！」
「！！」
初めて聞いたマレウスの大声は、他の怒鳴り声とは訳が違う迫力があった。
「べ、別にされたってイイじゃん！あの人、特に反応してなかったよ…？ツノ太郎のこと誘惑したくせに、結局そこまでの人なんだよ！」
マレウス「………」
「ね？ツノ太郎、目を覚ましてよ。2人でよく一緒に居た頃の方が楽しかったでしょ？また、前みたいにさ…」
マレウス「出ていけ。」
「っ、ね、ねぇ、酷いよ、私はっ」
マレウス「僕が部屋に戻るまでにここから出ていけ。そうでないと、僕はお前を殺す。」
「！！」
((ガチャン!!))
そう言って、マレウスは私の手を払って部屋から飛び出して行った。
どこ、行くの？まさか、あの女追いかけるの？そんなにあんなのが良いわけ？
「なんなのよ……」
なんでみんな、あの女ばかりなの。
なんで私の思い通りにならないの。
「ﾁｯ……あ"〜もう！！」
近くにあった花瓶を床に放り投げた。
ガシャンッと音を立てて、花瓶は床に粉々になった。
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full.(プロフ) - Aliceさん» こういう子ほど堕としたくなりますよね、、 (11月26日 19時) (
レス) id: 7da2bf43f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネージュくん可愛いなぁヘーゼル様より少女漫画してる笑 (11月26日 19時) (レス) @page50 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 悠さん» ツイステ未履修でも読んでいただけたんですか！？嬉しすぎるんですがはぁ！？ありがとうございます！？！？ (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あまねさん» え！いやにならないでください笑笑 (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あーりさん» 大変遅くなり申し訳ないです…(泣泣) (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年1月6日 23時
