あの子は誘い上手２【ツイステ】 (ページ5)

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獣の彼３ページ5

『……へぇ、アンタでもそうゆうことあるのね…。』

レオナ「なぁ、じゃあお前が相手しろよ。誰にでもキス出来んだろ？」

『私、人は選ぶわよ？』

レオナ「なんだ、俺じゃ不満か？」

『逆にレオナはどうなの？一応第2王子様なんでしょ？

いいわけ、こんなビッチ相手にして。』

ちょっと皮肉ったつもりでそう言うと、レオナは私を真っ直ぐに見つめて言った。

レオナ「俺は

お前だったら良い。」

私は思わず耳を疑った。

『アンタ、正気？』

レオナ「ふふ、ああ、お前イイ女だしな。」

私は思わずため息をついた。

『はぁ、よく1国の王子なんてやってるわね。』

レオナ「よく言われる。」

『まぁいいわ。
その変わりするならちゃんと気持ち良くしてよね。もうさっきみたいな獣みたいな乱暴なキスしないで。』

レオナ「分かった。」

そう言うとレオナは私の腰に手を回し、グッと自分に引き寄せた。

レオナ「何処までなら良い。」

『今日はキスだけ。』

レオナ「分かった。」

私の唇にレオナの唇が重なった。

数回のフレンチキスの後、優しめのディープキスに切り替わる。

レオナ「ん……んっ…」

『…ん、……ぁ…』

少しザラッとしたレオナの舌が私の舌に絡みつく。

レオナ「ぅ………んん…」

流石レオナ。

伊達に経験はあるようだった。

レオナ「………あー、上手いな。」

『レオナもね。てかアンタ目開ける派なの？』

レオナ「ん、反応見てぇし。」

『ふっ、趣味悪。』

その後、暫くレオナとのキスは続いた。

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『ぷは、もう舌疲れた。』

レオナ「なんだ、もう終わりか？」

『アンタと一緒にしないで。』

私はレオナから身体を離した。

レオナ「続きはまた後で、だな。」

『えっ、本当に最後までするの。』

レオナ「あたり前だろ。今更逃がさないからな？」

『"あたり前"って何よ。

はぁ、まぁ気が向いたらね。』

レオナは気持ち悪いくらい機嫌が良さそうにこちらを見ていた。

私はなんだか面倒臭いのに捕まった気がしてさっさと歩き去る。

レオナ「じゃあな。」

後ろから聞こえたその声に、私はひらりと片手を振り返すのみだった。