アフターパーティー９ ページ26
ラギーside
「〜♪〜〜♪」
ああ、今日はなんて素晴らしい日なんだろう。
ハッピービーンズデー、なんて素晴らしいイベントだろう。
疲れたはずの身体なのに、軽い足取りで寮に帰る。
さっきまでの出来事がふわふわと頭の中に飽和している。
"ラギー…"
恍惚とした顔で俺の名前を呼ぶAさんの色っぽさったら、この世の何も勝てないだろう。
"良い子、良い子"
美しく細い、恋焦がれた貴方の手で俺は愛撫してもらったのだ。
その事実に狂って死んでしまいそうだ。
やっぱりあの方は俺の女神なんだなぁ。
あの方のことを"ビッチ"などと卑下する下劣な馬鹿共も居るらしい。
まったくおかしな話だ。
あの方が何しようがあの方の思うがままになるのが世の中の道理なのだ。
"ラギー"
ああだめだ。さっき別れたばかりなのにもう声が聞きたい。
「Aさん……」
なんて美しい貴方だ…。
ぽやぽやとした気分のまま、気がつけば寮に着いていた。
((ガチャ))
扉を開けて中に入る。
ふと、横にあった鏡を見ると
「！！////」
首元にはあの方が残してくれた痕が真っ赤に浮かび上がっている。
「あの方の……」
思い出すだけで頭が解けてしまうようだ。
「！、だめだ、はやく戻んないとッスね…」
慌てて意識を戻し、我を取り戻した。
その時の事だった。
レオナ「随分遅いお帰りじゃねぇか。」
「わっ！レオナさん！？」
驚いて振り返ると、そこにはレオナさんが腕組みをして立っていた。
「あ、あれ？普段なら寝てる時間のはずじゃ…」
レオナ「たまたま、目が冴えたんだよ。」
「そ、そうなんスね〜…」
俺は目を泳がせた。
レオナ「こんな時間までどこ行ってた？」
その質問に驚いた。
いつものレオナさんなら、絶対にそんなことに興味を持たないはずなのに。
「………何でそんなこと聞くんスか？」
レオナ「…いいから答えてみろよ。」
「……嫌ッス。」
レオナ「！」
「………俺、もう戻るッスね。」
俺はそのままレオナさんの横を通り過ぎて2階へと上がった。
後ろから聞こえた舌打ちには、気が付かないふりをした。
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あいらいん - おい!おじたん!!!!!!お前俺のヘーゼルちゃんを泣かせやがって…!!!!!! (2023年4月3日 13時) (
レス) @page39 id: c168593882 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - Aliceさん» まさかのキレるのそっち笑笑 ありがとうございます！今後も是非お楽しみください！ (2022年1月6日 22時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ヘーゼルちゃん可愛すぎません？レオナお前何泣かせてんだよ､ (2022年1月3日 0時) (レス) @page48 id: ec8cd6e559 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 海さん» そうです！たとえ何かあったとしても同情のしようがないくらいの悪女を思って書いてます笑笑。ヘーゼル好きになっていただけるの本当に嬉しい……ありがとうございます！！ (2021年12月31日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ヘーゼルちゃん真の悪女って感じなんめっちゃかっこいい！そりゃあんな人にだったら利用されても寧ろ嬉しいくらいだわ← (2021年12月27日 14時) (レス) @page43 id: f1b88e526f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年8月1日 17時
