天真爛漫な彼４ ページ44
次の日。
私は早くも困惑の連続だった。
カリム「A！おはよう！」
『わっ、お、おはよ。』
カリム「今日も美人だなぁ〜！」
『ありがとう。』
朝は太陽のごとく眩しい笑顔を一身に受け
カリム「お昼一緒に食べないか？ジャミルが作ってくれるんだ！」
『いや今日は……ちょ、引っ張らないで！』
昼は半ば強引に昼食を一緒に取り
カリム「あ！Aの教室見つけた！おーい！」
バルガス「おいアルアジーム！飛行の授業中に何処に行く気だ！」
『………。』
授業中も猛アピールは止まらなかった。
『何これ…？』
私は頭を抱えて机に突っ伏した。
ジャミル「ほんっっとうにすみません…。」
放課後、見兼ねたジャミルが様子を見に来てくれていた。
ジャミル「迷惑ですよね……もっと強くカリムに注意しておきます。」
『え？ああ、いいのよ。ただあんな猛烈なアピールを受けたのは初めてでビックリしてるだけ。』
ジャミル「………俺も……ビックリしてます。カリムがあんなになるの、初めて見たので。」
『そう……なの……。』
ジャミルは申し訳なさそうな顔をした。
ジャミル「すみません……あと少し付き合ってやってください。アイツも、A先輩がアイツに気がないと分かれば諦めると思うので…。」
『あはは、うん、分かった。
それよりジャミル君こそ大丈夫？お疲れ気味に見えるけど。』
ジャミル「あれ、顔に出てました？」
『書いてあるわよ。』
ジャミル「アイツのお世話には慣れてる筈なんですがねぇ。」
『ふふ、お疲れ様ね。』
私が思うに、ジャミルは相当な苦労人なのだろう。
ここまで気の配った態度や行動が出来る人なんてなかなか居ない。
ジャミル「じゃあ、俺はカリム探しに行きますね。」
『うん、頑張って。』
私はひらひらと手を振る。
ジャミルは頭を下げて教室を去った。
本当、お疲れ様ジャミル君。
そう思ったその時、ドタドタと走ってくる足音が聞こえた。
やがて((バタンッ))と教室の扉が開いたかと思えば、そこには例の彼の姿があった。
カリム「A！居た！」
『嘘でしょ……』
私を見つけた途端、パァァッと効果音が付きそうなほど顔を輝かせ駆け寄ってくる。
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only07(プロフ) - すっごく面白くて、夢主ちゃんが恐ろしいくらいです……！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - 初めまして、質問なんですがｱｰﾙ18のお話が、フィルターが外れていても出てきません。消してしまったのでしょうか？もし宜しければそのお話のリンクを貼って頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (10月11日 9時) (レス) id: 6c72364583 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - 予想以上に面白くて、１話・２話といった感じに、どんどん読んでしまって、時間があっという間に過ぎてしまいました。応援してます！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page8 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ＼(^o^)／さん» こちらこそコメントありがとうございます！もっと楽しんで貰えるよう頑張ります〜！ (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - malia0607ayさん» 返すの遅れてすみません！コメントありがとうございます…！夢主にコテンパンにさせます() (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年1月29日 0時
