ポムフィオーレ寮６ ページ15
『な……なに、これ。』
盗撮………だよね。
いや怖い怖い怖い。
震えながら、その場から動けないでいると
後ろから声がかかる。
ルーク「おや、モン・タンジュ。どうしてここに？」
『っ！！、びっくりした、ルーク先輩か…
ちょっと迷っちゃって…間違えて入ったんですけど…この写真…』
ルーク「ははっ、それで僕の部屋に迷い込んでしまったのかい？アリスみたいで可愛いなぁ、君は。」
『………え？』
今、今この人、"僕の部屋"って言った…？
必死に頭で言葉を反復しては聞き間違いである事を願う。
『え、待って、ここ、ルーク先輩の部屋なんですか？』
ルーク「そうだよ。」
『こ、この写真たちは』
ルーク「ふふ、どうだい？どれも素敵な写真ばかりだろう！
どんな瞬間の君も本当に美しいよね…
僕のお気に入りはこれかな。花を見つめる君の表情は実に愛らしい。」
『で、でもこれ隠し撮りじゃ…』
ルーク「あー…うん、確かにそのような形になってしまった…。ごめんね、君の美しさを見ると我慢できなくて……
……怒ったかい？」
『いや、怒ってはないですけど…』
怒ってはないけど、怖い。
『でも、こんな壁一面に飾らなくても！』
ルーク「？、どうしてだい？
美しいものは常に見ていたいだろう？」
私が抗議するも、ルーク先輩はキョトンとした顔をしていた。
それが今は逆に怖い。
わざとやってるの……？
それとも、本当に自分の異常さを自覚してないだけ……？
どちらにしろ、狂気の沙汰だ。
私に恐怖を与えるのには十分だった。
『あ、あの、私帰ります。』
いても立っても居られなかった。
ルーク「えっ、もう行ってしまうのかい？まだゆっくりしていても」
『いえ、今日はもう帰ります。失礼しました。』
ルーク先輩の言葉を遮って部屋を飛び出し、ポムフィオーレ寮も出た。
ヴィル先輩とエペル君に挨拶もなしに来ちゃったけど
今はそれどころじゃなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スズカ - 私の勘違いじゃなかったら、夢主のクラスにジャック・ハウル君居たとをも居ます‼、違ったらごめんなさい‼ (2022年12月27日 20時) (
レス) @page48 id: 4811d1ba82 (このIDを非表示/違反報告)
バカです(?) - エース君まじの推しなんで作者さんには感謝しかないですね☆ (2021年4月6日 23時) (レス) id: 1935e789d2 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - みかさん» いやわかる！！めっちゃいいですよね！！ありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年9月25日 19時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - エース君のヤンデレとか最高です…！！更新楽しみにしています！！無理せず頑張ってください！！ (2020年9月25日 18時) (レス) id: 21359b11d9 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - イッヌの毛さん» ありがとうございますー！更新頑張ります！！ (2020年9月22日 10時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2020年8月14日 15時
