検索窓
今日:2 hit、昨日:51 hit、合計:935,716 hit

波乱な購買4 ページ13

エース「はぁ?」


ジェイド「おやおや、そんなに怖い顔をしないで下さい。心配しただけですよ。
そんな能無しがこの学園で生きていけるのか。」




エース「あんたねぇ」




散々私を煽り倒していくジェイド先輩。

私よりキレてるエース。



購買はざわつき始めていた。



かくゆう私は意外と冷静だった。

煽りにのるのは私の美徳に反する。

私にだってプライドはある。敵意には敵意で返さなくては。


私へにっこりと笑みを浮かべるジェイド先輩に
私もにっこりと笑顔を返す。





『おかしいですね…優秀な魔法学校だと聞いたからどんな方が居るのかと思ったのに…

"礼儀"というのも知らない方がいるなんてびっくりしました!』



ジェイド「!」



購買内がもっとざわつくのが分かった。

それとは裏腹に、フロイド先輩とエースはケラケラと笑い声をあげる。




エース「ブハッ、Aっ、最高すぎ!」



フロイド「あはは♡小エビちゃんやっぱりおもしろ〜い!」



ジェイド「おやおや」




フロイド「ジェイド〜、もういいでしょ?」



ジェイド「ええ、僕の負けですね。」




ジェイド先輩は私に膝まづいて、手の甲をすくいキスをした。



ジェイド「失礼な事を言ってすみません。」



『いえ、試されてることは分かってたので。』




ジェイド「ふふっ、僕も貴方にハマってしまいそうだ。お名前を伺っても?」




『1年B組の涼風Aです。』




ジェイド「Aさん…」




ジェイド先輩は噛み締めるように私の名前を呼んだ。




ジェイド「またお会いしましょう。」



『ええ、また今度。』





ジェイド先輩とフロイド先輩はスタスタと自分たちの席へ戻って行った。

購買のざわつきは収まらないままだった。





エース「A!お前すげぇな!

マジかっこよかったわ!」




『もう、笑いすぎ。』




ケラケラと笑い続けるエースにそう答えたものの

私は気づいていた。







エースの目は1ミリも笑っていない。

部活見学→←波乱な購買3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (531 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1685人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

full.(プロフ) - 雪女さん» 了解しました!楽しんでいただけるよう善処致します!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - ウツボ兄弟のヤンデレもっと見たいです (2020年11月20日 14時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - full.さん» ひょーーーー、余計に楽しみに……w (2020年8月14日 10時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ソラさん» ふふふふ、お楽しみにしていてくださいな… (2020年8月14日 9時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - おっふ、更新されている…!これは、レオナおじたん((殴 あたりが助けに来そうですなぁ…( ̄∀ ̄) (2020年8月14日 8時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:full. | 作成日時:2020年8月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。