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虎杖悠仁side

「こんにちは、こんな所で何してるの?」





なるべく優しく声をかけると、女の子は眉をしゅんと下げて答えた。





『まいごになっちゃったのぉ…』




「そっか、でもここ危ないから、俺たちと一緒に来てくれる?あ、誘拐じゃないよ!?」


伏黒「おい虎杖、それ言うと余計怪しいだろ。」


「いてっ、ごめんって!」





そんなやり取りをしていると、女の子はギュッと俺の服の袖を掴んだ。





『うん……いく……いっしょにいく。』




「!、よしおいで、抱っこするから。」





俺は女の子を抱っこした。



軽い、いくら5歳児と言っても軽すぎる。




この子は一体何処から来たのだろう。

ちゃんとご飯、食べてるのかな。





すると、女の子が震えた声で言う。




『あれなに…?こわいぃ…。』



指さした先を振り返ると、そこには俺たちを追いかけてくるさっきの呪霊の姿があった。




伏黒「!……おい、その子供、呪霊が見えるのか…?」


釘崎「いや今それどころしゃないでしょうが!さっさと祓うわよ馬鹿!!」





伏黒と釘崎が戦闘態勢に入った。





伏黒「玉犬!!」



釘崎「虎杖!アンタはその子連れてなるべく離れてて!」



「えっ、でも俺も…」



釘崎「その子一人に出来ないわ!」




「!……わかった、頼んだぞ2人とも!」




伏黒「おう。」

釘崎「任せなさい。」






俺は女の子を抱えて走った。




ギュッと俺の服を握るその子の手が震えているのがわかる。





「そうだよな、怖いよな。」



『うん……』



「大丈夫、あの2人めっっちゃ強いんだ。」





諭すように耳元で優しく囁きかける。






『ほ、ほんと?かてる?』



「おう!お兄ちゃんたちが絶対、君のこと守るよ。」



『!………うん!』






俺は女の子と一緒に先程の部屋から遠く離れた場所に隠れていた。





しばらくするとスマートフォンが鳴り、無事呪霊を討伐したとの報告が入った。

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どこぞのオタク - うっっっっわ、なんだこの可愛い生物達は......うわぁぁ、可愛い...可愛いよぉ...(語彙力消滅)続き楽しみ... (2023年3月5日 0時) (レス) @page45 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
みかん - かわいすぎです とってもお話面白いです!更新頑張ってください (2022年12月13日 18時) (レス) @page45 id: 6e1da832f0 (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ピーヤの人(プロフ) - やっっっべぇ……もう...かわよ...やっっっっっっべぇぇぇ…………(語彙力も吹き飛んだ) (2022年12月10日 22時) (レス) @page45 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月13日 21時) (レス) @page45 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
巨人になりたい - 学校帰りの癒しだぁ (2022年6月14日 17時) (レス) @page45 id: ab8d186a2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/  
作成日時:2021年5月11日 22時

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