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五条先生の香水の匂いが胸いっぱいに広がる。
その細くて長くて優しい腕が、少し強く私を抱きしめた。
私はもう言われることは分かっていた。
だから、先に切り出す。
『ごじょーせんせいごめんなさい！！』
五条「！…」
『はんかちをとどけようとおもってはしったら、そのままみちがわからなくなっちゃったの。ほんとにごめんなさい…』
どうしよう、なんか泣きそう。
怒られるのは何歳になっても怖いものだ。
五条「こっち向いて、A。」
私が顔を上げると、五条先生は優しく笑った。
そして、クシャッと私の頭を撫でる。
『わっ、』
大きくて優しい手。
五条「ハンカチを届けようとしたのは偉いね。…でも、勝手に僕の傍から離れたら危ないでしょ。」
『！、うん…』
五条「心配、したんだからね。」
『うん……』
五条「もう迷子になったら駄目だよ？」
『うん…！』
力強く頷いた。
五条「ふふ、よーし！じゃあ僕のお嬢様が戻ってきたことだし、あまーいスイーツでも食べに行きますか！」
五条先生はまた元気でおちゃらけたいつもの感じに戻った。
なるほどな、この人が先生として信頼させる理由が分かるかも。
『あまいすいーつ…？』
五条「そうだよー？だからもうそんな顔しないの、ね？」
ぷにっと私のほっぺをつねった。
『！……ふふ、うん！すいーつたべる！』
五条「うんうん、その意気その意気。」
五条先生はまた私の頭を撫で、手を繋いだ。
五条「そうだ……僕に会う前に、他に何かに会った？」
『え……？』
"何か"って……。
あ！！そうだ真人！！
両面宿儺と接触したことを見破った五条先生なら、真人のことも気づくはずだ！
どうしよう、話しておいた方がいいよね…？
『うん、つぎはぎのおとこのこにあったよ。まひとくんっていうの！』
五条「ツギハギの……マヒト……。その人と何か喋った？」
うっ、流石にゲーセンで遊んでましたなんて言えない…
『ちょっとほっぺぷにぷにされたけど、すぐどっかいっちゃったよ。』
五条「ふーん……そっか。」
えっ、ちょ、顔怖いです先生。
五条「あんまり知らない男の人に触らせちゃダメだよ？危ないからね？」
笑顔だけど、その奥に圧を感じる…。
『は、はーい。』
五条「うん！良い子良い子！マヒト君は僕がやっつけちゃうから、安心してね〜！」
私は五条先生は怒らせてはいけないタイプの人だと改めて思った。最強って怖い。
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どこぞのオタク - うっっっっわ、なんだこの可愛い生物達は......うわぁぁ、可愛い...可愛いよぉ...(語彙力消滅)続き楽しみ... (2023年3月5日 0時) (
レス) @page45 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
みかん - かわいすぎです とってもお話面白いです！更新頑張ってください (2022年12月13日 18時) (レス) @page45 id: 6e1da832f0 (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - やっっっべぇ……もう...かわよ...やっっっっっっべぇぇぇ…………(語彙力も吹き飛んだ) (2022年12月10日 22時) (レス) @page45 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月13日 21時) (レス) @page45 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
巨人になりたい - 学校帰りの癒しだぁ (2022年6月14日 17時) (レス) @page45 id: ab8d186a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年5月11日 22時
