私は幸せです2(バラエティ編) (ページ12)

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雅紀side

朝起きたらAがいて、朝ご飯作ってた

こういうこと何度もあったからもう驚かない

最初は流石に驚いたよ笑

でも、カギを渡したのは俺だからいつ入ってきてもおかしくは無いよね笑

テーブルにはフレンチトーストとサラダ

そしてコーヒー

Aは相変わらず、アップルティー

この間ミルクティー飲んだくせに笑

雅紀&A「いただきます」

パクッと1口。

うん、美味しい。

やっぱAは叔母さんに似て料理上手だ、

あ、Aのお母さんね？

A「どう？美味しい」

雅紀「美味しいよ！さすがAだね」

A「よかった～！いとこなんだし、雅紀くんの好みは大体わかるよ笑」

… いとこ。

…いとこ … か。

確かに俺とAはいとこだ。

よくお仕事でもそこに触れられる。

… けど、けど、Aに「いとこ」って言われるのは本当に嫌なんだ

… だって俺 … Aが好きだから

いとことしてとかメンバーとしてとかそう言うんじゃ無くて、一人の女として、好きなんだ

なのに、Aから「いとこ」って言葉を聞くと、俺にはこれっぽっちも恋人になれる可能性はないんだって感じて苦しくなる

誰よりもAを見てきて、誰よりもAと一緒に居てきて。

誰よりも近い存在の筈なのに誰よりも遠いんだ。

俺の気持ちをAが知ったらどうなる？

きっと俺を嫌いになるだろうね。

だって気持ち悪いもんね、いとこから好きだなんて。

だから俺はAにバレないように

雅紀「…そうだね笑」

って笑ったんだ。

俺は上手く笑えてた？