ずっと好き

赤点 ページ34

順調に学校生活をしていくと...

「テスト返すよ！」

....テストという悪魔がいる

「（人1）！赤点ある？」

『ないよ？廉太郎は？』

“あるわけないだろ？”と得意そうに笑った

美子やアンドリュー、祐、里奈もなかったみたい

だけど....

「（人1）....どうしよう......」

真琴が今にも泣きそうな顔で私を見た

『真琴...もしかして』

テストを見た瞬間...全員が目を丸くした

「どうやったらそんな点がとれるんだよ...」

呆れてる廉太郎

「勉強しなかったの！？」

今にも飛びかかって来そうな美子

「真琴って...合唱馬鹿だもんね」

何故か納得している里奈

アンドリューと祐は言葉もでないみたい

「部活...行けないよね？」

『勉強しなきゃね』

真琴が落胆の表情を浮かべた

その時...

「嘘だろ！？」

大きな声の方を向くと...

桜庭君が今にも魂が飛んでいきそうな状態になっていた

『桜庭君も....赤点？』

そう聞くとテストを見せてくれた

「やべーよ...これじゃ部活行けねぇ....」

しばらくしたら瀬山先生に2人は呼ばれた

『再テスト大丈夫かなぁ....』

話が終わり帰ってくる

「快人君....？」

真琴が夏目君に笑顔で近寄る

「今のうちに逃げるぞ！」

『うん！！！』

廉太郎のその言葉に全員で教室を出た

しかし....

「（人1）！！！」

『はい！！』

真琴の声に思わず立ち止まる

「お願い！勉強教えて！！」

頼まれて私は口にした

『一緒に勉強しよっか...』

こうして私達合唱部は真琴と祐からのお願いで桜庭君を赤点の補修に付き合うことになった

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