ずっと好き

実行 ページ14

朝の日課...

『おはよう！廉太郎君』

「おはよう（人1）」

毎日廉太郎君と登下校する事

だけど....付き合ってはいない

たわいのない話をしながら学校に入る

すると....

「皆さん！合唱部入りませんか！？」

香川さんがポスターを配りながら呼びかけをしている

『香川さん....』

思わず近寄りそうになる

「（人1）！」

廉太郎君に呼び止められる

『でも....』

「今までの事忘れたの？」

忘れた訳ない...だけど

『もし香川さんが辛い思いしたら...』

「そりゃ...辛いけどさ」

香川さんのもとに教頭先生が来る

香川さんが連れていかれた

廉太郎君と私もその場を後にする

教室では香川さんの話題で持ちきりだ

教室に香川さんが入って来る

『香川さん...ごめんね？手伝ってあげられなくて』

「大丈夫だよ！！泉さん達と私も合唱したい！！」

笑顔の香川さんを見てお姉さんと重なる

私は今...お姉さんのようになれてるのかな？

「泉さん...？」

黙っていた私に香川さんが話しかける

『大丈夫だよ！ごめんね？』

そう言って笑った

「香川さん」

香川さんを呼んだのは...谷さんだ

廊下に２人で出て行った

２人がいなくなった後...１人の男の子が香川さんの机の上のDVDを手に持った

次の瞬間...DVDを割った

怖くて動けなかった

谷さんと話し終わって嬉しそうに帰って来た香川さんの顔が変わった

とても辛そうな顔をしていた

そのDVDを持って教室を出た香川さんを遅れて追いかけるのにそう時間はかからなかった

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