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『及川くーん、足痛めたのに何してんの？』
｢見てわかんない？筋トレしてんの？｣
私はため息をつきながらスポドリを渡す。
『痛めてるのにそんなことしていいの？』
｢いいんじゃない？あくまで腹筋とか背筋とか足首には負担かかんないでしょ？｣
まぁ、そっか。心配しすぎか。親戚のおばさん並みに心配しすぎか。
及川はスポドリを飲みながら
｢軽い捻挫だし、ほぼ完治はしてるよ。明日の練習試合は遅れるかもだけど、病院の先生に許可貰えれば試合には参加できそう。｣
そうだった、明日は烏野と練習試合！
はちみつレモンとか食べるかな、飛雄ちゃん。
昨日前髪切ったけど気づいてくれるかな飛雄ちゃん。
及川を見つめ
『ねぇねぇ、及川。なんか私を見て変わったところない？』
私はキラキラした目でみつめる。
すると及川は顔を近づけてくる。
端っこに立っていたせいか及川に近づかれ逃げ場がなくなってくる。
『お、及川くーん。ど、どしたの？』
あ、やばい逃げ場がない。
及川の顔が近づいてくる。
その距離15cmぐらい。
『及川部長！近いっすよ！』
それでも近づいてくる。
『及川社長！社長だよ！社長！！喜べや！！』
それでもどんどん近づいてくる。
あ、やばいっ！
目を咄嗟に瞑り
『徹！！やめてっ！！』
ん？
あれ？
何も起きない
ムニッ
目を開けると
ほっぺを及川の両手で挟まれてた。
及川は顔を俯かせ肩を揺らしてる。
え、これ絶対笑ってるよね。私怒ってもいいよね。
私は思いっきり及川の頭部に自分の頭部を思いっきりぶつけた。
｢いったあぁぁぁあぁぁあ！！！！！！｣
及川は頭を抱えこみながら座り込む。
『…ばか。』
及川が顔をあげた。私を見つめる。
『及川のばか…。』
自分の顔が熱い…きっと真っ赤だ。
及川のくせに…
私は及川に渡そうと思ってたタオルを投げつけた。
『及川のアホっ！！！！今度スポドリに、ハバネロと七味唐辛子投下してやるっ！！！』
私はダッシュでみんなのいる体育館に帰った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
｢あー、怒らしたちゃったかな…｣
俺は壁に背をつける。
名前で呼ぶのは反則だろ…
あの赤くなった顔もたまらなく可愛かった…
にやけてしまう。男として意識されていないのかと思ってたから。
｢またあの赤くなった顔、見たいな…｣
あー、顔が熱い。
夕日のせいかな、運動したせいかな
俺もたぶん顔が赤いな。
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ドナルド(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近、スランプ？？で更新全然してなかったんですが、そう言ってもらえて嬉しいです！これからも自分のペースで頑張ります！ (2018年6月17日 15時) (
レス) id: 86153f9903 (このIDを非表示/違反報告)
もあ(プロフ) - すごく面白いです！時々国見ちゃんとも絡ませてくれて俺得でした！更新頑張ってください！ (2018年6月15日 18時) (レス) id: bd9ecaaaab (このIDを非表示/違反報告)
ドナルド(プロフ) - コメントありがとうございます！！自分のペースで頑張ります！ (2018年4月7日 10時) (レス) id: 86153f9903 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーか(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月7日 6時) (レス) id: 828d9692c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪だるま | 作成日時：2018年1月15日 15時
