【ハイキュー ！！】好き。

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テストも終わり、今日は部活の無い月曜日。

放課後、私は現在、烏野高校体育館前にいる。


人に場所を訪ねながらここまでたどり着いた。
決して偵察ではない。
家庭科で作ったマドレーヌを飛雄ちゃんに渡すだけだ。
それだけだ。

思い切ってここまで来てしまったが、ちょー緊張する。緊張ではげそう。
でも、なかなか飛雄ちゃんに会う口実がなくて今ようやく口実ができたのだ。ちょっと顔だけ確認するだけ。そうだ。確認するだけ。

偵察だと勘違いされないようにサッと渡してサッと帰ろう。


『よしっ。』


清水｢青城のマネージャーさんですよね？どうしましたか？｣


『ギャァアァァァア！！！！！』


体育館の扉に手をかけた時、後ろから綺麗な声が聞こえた。

私は驚き変な声を出す。
後ろを振り返ると烏野の美人マネージャーの清水潔子さんが立っていた。

私は慌てて頭を下げる。

『ご、ごめんなさい！違うんです！て、偵察とかではないんです！警察に電話だけはご勘弁をっ！！』

清水さんは驚いた顔をした後、クスクスと笑い始める。
美人すぎる。可愛すぎる。美しい。

清水｢大丈夫ですよ。警察は呼びません。何か用事ですか？｣

清水さんは微笑みながら聞いてくる。

『こ、これを、飛雄ちゃんに渡したくて…。』

私は袋に入ったマドレーヌをみせる。

清水さんは困った顔をして
清水｢ごめんなさい。いま、丁度ロードワークでみんな外にいるの。体育館の中で待ちます？｣

『いいんですか！？』

私は勢いよく顔を上げる。

清水さんはニコッと笑って体育館の扉を開けた。



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