２０２話 良くある光景 ページ35
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名も無き一般隊士side
初めましてこんにちは、名も無き一般隊士です。
僕の家系は昔から剣豪という職に就いていて、廃刀令が出されてからは、剣道の師範などをしていました。
その内に鬼殺隊というものが含まれていて………僕がそれに当たってしまったのです。
平穏なこの世で命をかけるなんて、本当なら真っ平ごめんなんですけど………やっぱり僕は剣豪の血を引き継いでいるのか、１度決めたらやり通したくなりました。
という訳で最終選別に合格してから数年……そこそこの位を頂いたわけですが…………、
「こんな事は初めてですね………何事なんでしょう？」
「えっ、お前知らないの？結構有名なんだけど」
「他の隊士達のことは興味ないしなぁ………てか君、僕は一応先輩なのだけど？」
柱稽古を共にしていた、名も無き一般隊士パート２君がそう言った。一応先輩だけど、威厳なんて捨ててきたしね。
有名て言ったって、柱さえ知らないのに僕が知ってる訳がない。興味が無いことには、ホント疎いからね僕。
「じゃ、君は知っているのかい？あそこで追いかけっこしている人達が」
「知ってるも何も、最近じゃ結構見られる光景だからね。あのお二方は、あの柱様だ。
木刀振り回してるのは風柱の不死川様、不死川様から必死の形相で逃げてるのが空柱の友田様」
「風柱様………次の柱稽古のところですか」
「ここは霞柱様のお屋敷なんだけどな、ここまで逃げていらしたのか………」
隣のその子は淡々と、だけど楽しそうに呟いた。
この子、上司が上司にやられてるのを見て楽しんでる。分からなくもないけど、せめて隠そうとしてよ。
ぐふっ……ぐふふっ、と気味悪く笑うその子に引いていると、耳に情けない声が聞こえてきた。……あ、僕も大概失礼ですね。
『あ゛ーーっ！！ 実弥さんごめんなさいって！ 仕方が無かったんですよ、本当に……！ イヤぁぁぁあああ！！』
「その事についてじゃねぇよォ……取り敢えず止まれやァ！」
『無理！ その顔が怖すぎて足が勝手に動きます！！』
ギャー！ と叫び声を上げながら去っていった空柱様。
お二方が去ると、動きが止まっていた僕等は鍛練を再開した。今ここに霞柱様がいなくて良かった………。
「あれで柱だって言うんだから、凄いよなぁ……」
「醜態を晒しているので柱としての威厳は掠れてますけどね」
「スッゴい言うじゃん？先輩くん」
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お醤油 - とっても面白いです！更新停止中ですがまた更新する予定はありませんか？続きがとっても気になります！ (7月18日 22時) (
レス) @page40 id: b53313ac14 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！凄くおもしろかったです！これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください！応援してます☆彡 (2022年10月25日 15時) (レス) @page40 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 由希さん» うわあ！ 嬉しいです(* ´ ▽ ` *) この作品を見て暗殺教室を好きになってくれる人がいることに喜びを感じています！ (2022年5月5日 15時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
由希 - 面白いです！この作品を見て、暗殺教室が好きになりました！ (2022年5月5日 15時) (レス) @page39 id: 2f26b28cc8 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - やよいさん» 中山くん(笑) 覚えててくれて嬉しいです。きっと彼も喜んでくれてるでしょう……。更新は遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月18日 21時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小桜 | 作成日時：2021年12月30日 23時
