１９２話 手を組んでいる ページ25
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Noside
Aは地を足で蹴り、空中に舞うと、悠然と渚がいる方へと思いっきり刀を振り上げた。
それを見た悠然は、へっ！と人を見下すような笑みを浮かべる。
「おやぁ？柱ともある奴が、人質がいる中でそんな大振りをするなんて……、ついに頭がイっちゃったの〜？」
「A！？そんな風にしたら、渚が……！！」
「茅野さん、落ち着いて下さい。渚君なら大丈夫ですよ」
「殺せんせー……でも……」
「彼女の動きを良く見ておけ。闇雲に刀を振ったわけじゃない」
烏間先生が言ったと同時に、「グハッ……！」という呻き声が聞こえた。
慌てて目を向けると、左手を失った悠然が呆然として立っていた。右手で左手を抑えているも、何が起こったか理解していないようだ。
『油断大敵だよ〜？潮田君がいる中で、私が何の考えも無しに動いたと思うなんて、バッカだな〜』
いつの間にか生徒達の横に立っていたA。腕には、しっかりと渚が抱えられていた。
『烏間先生、潮田君と他の生徒を頼みます』
「ああ。渚君を助けてくれたこと、感謝する」
『いやだな〜、真っ正面から言わないで下さいよ。照れちゃいます。それに、皆の護衛が私の任務ですので！』
それじゃ！と再び悠然の元へと向かう。
悠然の手は既に元に戻っていて、濁りきった目には僅かに怒りの色が滲んでいた。
Aが戻った途端、繰り広げられる大激闘。
それに呆気を取られている生徒達に、殺せんせーがAのことをポツリポツリ…、と語りだした。
その目は、大切な教え子を自慢しているような、誇らしげな目をしており、それと同時に、複雑な悲しみを含んだ色を持っていた。
『っと！へぇ、意外とやるんだね！』
「当たり前じゃ〜ん。ここまで来といて、そう簡単に殺られる訳にはいかないもん」
悠然が繰り出す拳と、Aの出す刀技が交わり、バチバチと火花を散らす。
「人を喰らう為に、わざわざ人と手を組んだんだよ〜？」
『……人と？』
「そうそう」
人、という単語にピクリと反応する。
Aが動きを止めると、それに伴い悠然もその場に止まる。
「そこの男だよ」
『……？』
何でもないという風に指し示した方向に目をやると、片膝を床につけ、憎々しげにこちらを見やる大男の姿があった。
その男を見たAは、カッと目を見開いた。
『なっ……！鷹岡………！？』
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お醤油 - とっても面白いです！更新停止中ですがまた更新する予定はありませんか？続きがとっても気になります！ (7月18日 22時) (
レス) @page40 id: b53313ac14 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！凄くおもしろかったです！これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください！応援してます☆彡 (2022年10月25日 15時) (レス) @page40 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 由希さん» うわあ！ 嬉しいです(* ´ ▽ ` *) この作品を見て暗殺教室を好きになってくれる人がいることに喜びを感じています！ (2022年5月5日 15時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
由希 - 面白いです！この作品を見て、暗殺教室が好きになりました！ (2022年5月5日 15時) (レス) @page39 id: 2f26b28cc8 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - やよいさん» 中山くん(笑) 覚えててくれて嬉しいです。きっと彼も喜んでくれてるでしょう……。更新は遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月18日 21時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小桜 | 作成日時：2021年12月30日 23時
