９２話 屋敷発見 ページ4
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もぐもぐと饅頭を頬張りながら、キョロキョロと辺りを見る。
森、森かぁ......。
確かにこの町は木々に囲まれてるわね。でも範囲が広すぎる。こんな場所から屋敷を探しだすのは中々に困難ね。
外見も分からないし、大きさの規模も分からない。
そもそも、そこに鬼がいるのかすらも分からない。
似たような任務を昔やったことあるけど、その時は目的の場所に鬼はいなかった。決まった期間や時間にしか来ない鬼も稀にいる。
もし今回の鬼がそうならば、思った以上に厄介ね......。
１度、森に入って屋敷を探してみようかしら。
ふと、１番手っ取り早く、それにして難題な方法が思考の隅をよぎる。
ここでうだうだしてるよりも良いけれど、こんな広い範囲の森に夜入っていくのは、柱である私でもかなりきついかもしれない。
でも、どうせいずれは誰かがしなきゃだしね。
よし、今から行ってみよう。何かしらの収穫があるかもしれないからね。
『晴。佐藤達にこれから森に入ることを伝えて。何かあったら連絡するから絶対に君等は入ってくるな、ともね』
「了解ー！！」
晴を飛ばし、帰ってくるのを待ってから森に入る。
町を外れると本当に静かね。明かりもないから真っ暗だし、確かに鬼が好みそうな環境だ。
『私は走り回って探すから、悪いけど晴は空から探してくれないかな。私１人じゃ、夜明けまでに見つけられない気がする』
「はぁ....、何で俺が」
『柏餅』
「ノッた」
チョロいぜ。
▼△▼△▼
「Aー！！見つけたぞ！」
『！！ 本当！？』
あれから１時間。ようやく目的の屋敷が見つかった。
晴のサポートもあり、予想よりもはるかに早く見つけることができた。
晴の案内のもと、森の中をずんずん進んでいくと、確かに屋敷が存在していた。
......思ってたよりも、小さい...な。
その小さな屋敷は、ボロボロで今にも崩れ落ちそうだ。
ここで刀を一振でもしたら、一瞬で崩れるね。
『人の気配も鬼の気配もなし、か......』
念には念を。屋敷の中も見ておこうと敷地に１歩入ると、異様な臭いが鼻をついた。
血......、しかも大量。ここに鬼がいたことは間違いなさそうね。でも今夜はいない、か。
はぁ、出直すしかないね。
そう思い、一旦その場を離れる。今夜はここで１夜を明かすか。
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小桜(プロフ) - 黒姫の夢さん» 心優しいコメントありがとうございます！本当に励みになります。黒姫の夢さんも書いてらっしゃるんですね。応援してます(^-^) (2021年11月19日 22時) (
レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫の夢 - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も暗殺教室の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね？ (2021年11月19日 22時) (レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます。更新楽しみにしてくれているのに、全然できなくてすみません……。来週テストが終わるので、その時は沢山更新します！ (2021年11月12日 19時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 更新楽しみにしています！テスト頑張ってください (2021年11月12日 19時) (レス) id: 31f3b0e2bf (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - カンナさん» コメントありがとうございます。もうすぐテスト期間に入りますので遅くなるかもしれませんが、精一杯頑張って更新します！ (2021年10月30日 12時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小桜 | 作成日時：2021年10月8日 22時
