91話 散策 ページ3
.
鬼が出現している可能性がある場所へやって来た私達。
私を含めた4人とも、ここは初めてらしいので、取り敢えず辺りを散策、見回りをすることに。
鬼がいつ出るかなんて、人間の私達に予測することはできないが、ここは幸いにも至るところから光が漏れていて活気に満ちている。
こういう所にも鬼は当たり前のようにやって来るが、真っ暗な場所よりも確率は低い。
それよりも現場の状況を把握しておいた方が効率的なので、この町の人に話を聞いてみることにした。
鬼が今日必ず出るとは限らない。
ということは、今夜はここで朝日を迎えることになるかもな。
『ほんじゃ、私と佐藤と中山が見回りついでに話を聞いてくるから、長谷川はここで待機な。何か起きたら鎹烏を通じて連絡を取り合うこと。
あらかた情報が集まったら、またここに集合ね!』
それぞれに指示を出して、一旦別行動を取る。
長谷川を残しておいたのは念のため。私達がいない間にここが襲撃されたら、私達が出向いた意味がないからね。
ちなみに、私が彼等を呼び捨てというか君づけしてないのは、さっき、君は外して下さいとお願いされたから。
年近いらしいから外したけど、彼等は階級を気にしてるみたいでね。階級とか関係なしで話したいんだけどな。
うん、この事についての話し合いが必要だな。
『よしっ、まずはあそこから行ってみるか......』
私が目を着けたのは、夜だと言うのに人で溢れかえっている出店。こんな時間にも沢山開いてるお店があるんだね。
これで東京とか横浜よりも劣ってると言うんだから、現代は恐ろしいね。
さて、私も一仕事しないとな。
『おじちゃん! その饅頭3つください!』
「あいよ!300円ね」
『はい』
「まいどあり!」
側にあった甘味処で饅頭を3つ買い、食べながら他をまわる。
食いじはってるって思うかもだけど、凜との練習のせいでおにぎり食べれなかったんだからね?お腹空いてるのよ。
腹が減っては戦はできぬ、って言うでしょ??
それにしても、この饅頭、めっちゃ上手い!!
今度みっちゃんと来ようっと!
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小桜(プロフ) - 黒姫の夢さん» 心優しいコメントありがとうございます!本当に励みになります。黒姫の夢さんも書いてらっしゃるんですね。応援してます(^-^) (2021年11月19日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫の夢 - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も暗殺教室の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね? (2021年11月19日 22時) (レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます。更新楽しみにしてくれているのに、全然できなくてすみません……。来週テストが終わるので、その時は沢山更新します! (2021年11月12日 19時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 更新楽しみにしています!テスト頑張ってください (2021年11月12日 19時) (レス) id: 31f3b0e2bf (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - カンナさん» コメントありがとうございます。もうすぐテスト期間に入りますので遅くなるかもしれませんが、精一杯頑張って更新します! (2021年10月30日 12時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小桜 | 作成日時:2021年10月8日 22時