任務先でぶりっ子始めました ３

９９話 政府非公認 ページ11

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『あ、そうそう。烏間先生達のことですけど』



タコせんせーに聞かれてたこと、危うく忘れるとこだったよ。



『このことを話しても良いですが、くれぐれも他には他言しないよう、念を押してくださいね。タコせんせーもですよ？したら死刑ですからね？？』


《「死刑......タコ......。聞きたいことが沢山ありますが、分かりました。必ず伝えますし、絶対！絶対に他言はしません！！」》



頼みますよ、せんせー？これ、他の柱にバレたら被害来るの私なんだからね？柱なのに何してんの？って絶対言われるから。


伊黒さんとかしのぶちゃんとか、実弥とか時透君とか！！！


ひぃ〜！！想像しただけで恐ろしい！！


電話を片手にぶるぶると震えていると、タコせんせーが一言、呟いた。



《「死ぬ、というのは無しにしてくださいね？」》


『.........どーですかねぇ』



そのまま話は終わり、スマホの電源を切る。


流石にせんせーの言うことでもそれだけは守れないかも。


死。それは誰にだって、唐突に来るものなんだから。



▼△▼△▼



『お待たせ！』


「友田さん！お話は済んだんですか？」


『うん。通ってる中学の教師でね、欠席する理由を説明してたんだ』



私がそう伝えると、３人は「あ〜」と揃えて声を漏らした。
皆、思うところがあるんだろうな。



「それって結構大変ですよね。
俺は最近入隊したばっかりですけど、学校側に説明するの時間かかりますもん」


「俺もだよ。友達もしつこいしさ」


「あ、それ分かる。ほっといてって感じだよね」


「「「ね〜」」」



おぉ......、何か愚痴大会みたいになってる。
原因私だけど。



『鬼殺隊が政府公認になってくれたら有り難いんだけどね。
お館様達もかなり頑張っていらっしゃるけど、後１歩ってところなんだよね』


「政府公認になったら、僕達の活動も大分楽になりますよね」



タコせんせーに烏間先生達に教えてもいいよって言ったのは、実はこのことも少し関係している。
烏間先生は政府側の人だから、ワンチャンどうにかならないかなーって。


欲望が垣間見えてるよね。



『ところで、話はかなり飛躍するけど、ミミちゃんの話聞かせてくれない？でないと私、気になり過ぎて夜しか寝れない』


「十分じゃないですか」


「逆に寝れる事自体、かなり羨ましいです」


『佐藤に中山、リアルな話をしないで』

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