任務先でぶりっ子始めました ２

４８話 愛しの友人 ページ3

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「あぁ......そういえば」

『ん？』


きよちゃん達が持ってきたお茶をすすりながら、しのぶちゃんの横顔に見惚れていると、しのぶちゃんが何かを思い出したような顔をした。そんな顔もふつくしい。


「カナヲがAに会いたいって言ってましたね。今会いに行けば、凄く喜ぶかもしれませんね。」

『ちょ......！？そんな大事な事は早く言ってくださいよ』


悠々と茶をすするしのぶちゃんは、直視できない位美しいし先輩だから強くは言えないけど、カナヲが私に会いたいって言ってくれたんだよ？それはもう一大事でしょ、早く言って欲しかった。


『カナヲはどk──』

「縁側だと思いますよ」

『ありがとうございます。でも遮んないで下さい』


可愛いから許すけど。

あれ、こうして見ると私がしのぶちゃんのことを超好きみたいになってる。ま、正しいから良いんだけどね。蝶屋敷の人達は皆大好きだよ！



『かっわいいかっわいいカナヲちゃんは〜、どっこかな〜♪』


今までに無いくらいに浮かれながら縁側に向かう(浮かれすぎて柱(建物に付いてる方ね)にぶち当たったことは内緒にして欲しい)。

お、お？おおお？

あの見るからに可愛いオーラが漂ってるのは、私が愛してやまないカナヲちゃんじゃないか！


『カナヲー！！』


大声を上げながらカナヲに飛び付く。


「わっ......って、A！」

『ふふっ、久しぶりだね、カナヲ』

「うん、久しぶり。会えて嬉しい」


ちょ、見ました？皆さん。「会えて嬉しい」ですってよ。しかも頬を赤く染めながら。

この子、私を笑顔だけで殺しに来てる。怖い。


「今日はどうしたの？」

『ちょっとね。皆に会いたくなったんだ！』

「そう。でもいいの？任務先にも友達がいるんじゃ......」

『あー、いいのいいの』

「.........。






A、友達がいないんだね」

『アレェ？？？』


何でこう、蝶屋敷の人達は勘がいいの？瞬殺じゃん。

でもこれだけは言わせて！！！！









私にも友達くらいはいるから！！

３人だけど！その内の１人は友達かすら怪しいけども！！



『カナヲ。この話は一旦、一旦アマゾン川に捨ててこよう』

「う、うん......。
何でアマゾン川なの？」

『何か強そうだから(？)』

「うん？？」


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あれ、夢主ちゃんのキャラが......。

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