40話 授業妨害 ページ43
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1時間目が始まった。
先生のわっかりやすい授業を聞きながら、私は自律思考固定砲台さんを見る。
さて、どうやって仕掛けてくるかな......。
あの形態から考えると、あれしか考えられないよね。ちょっとワクワク。
「──この登場人物の相関図をまとめると...」
先生がくるり、と私達に背を向けたその瞬間、黒い物体がギラリと光ったかと思うと、物体の側面から銃が出てきた。
すっげぇ!!!
「ははっ、友田ちゃんこーゆーの好きなの?」
『えへへぇ、何かカッコ良くてですねぇ』
たるんだ頬を赤羽君に見られないようにしながらも、私の視線は自律思考固定砲台さんに釘付けだった。
銃を出した自律さんは、一気に引き金を引き発砲を始めた。
その大量の弾すら、タコせんせーはいとも簡単に避けてしまう。
いーな、凄いなぁ......って、いてて!
バンバンと飛んでくるBB弾。私の席、自律さんの横なんだけど、何でくるの??でもこれ、私よりも自律さんの前の席の人達の方がヤバイんだろうなぁ。
南無三。
「ショットガン4門、機関銃2門。
濃密な弾幕ですが、ここの生徒は当たり前にやってますよ。それと、授業中の発砲は禁止ですよ」
え、当たり前にしてるの?私やってないんだけど。
「......気をつけます」
え、え?最初の間は何?絶対やるじゃん、最初に迷ってたんだからさ。
「続けて攻撃に移ります」
ほらやっぱり!!
てかさっきよりも凄そうなんだけど!?何か呟いてるしさ!!
ガシャッ、と新たなる銃が飛び出て、先程と同じような発砲が始まった。
......いや、さっきとは少し違う。
私がそれに気づいた瞬間、タコせんせーの指が1本、弾け飛んだ。へぇ、やるね。
全く同じ射撃の中に、見えないように1発だけ追加していたんだよね。私も最初は気づかなかったよ〜。
自律さんはそこから計算をし、タコせんせーを卒業までに殺せる確率が「90%以上」だと告げた。
ふむ、確かに彼女......だけじゃないけど、あの子達だったら殺れる気がする。
「よろしくお願いします、殺せんせー。続けて攻撃に移ります」
ニコッと可愛らしい笑顔で笑った彼女は、次なる進化の準備を始めた。
え......まだあんの??
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小桜(プロフ) - 実力派エリートさん» うわぁぁ! 本当ですね、間違ってました! 私も英語が苦手なことがバレてしまった……。こんな初歩的なのに。教えていただきありがとうございます。訂正してきます! (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
実力派エリート - コメント失礼します。 I'm tired. の訳は私は疲れています。ではないでしょうか。違ったらすいません。 (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - nanako1201さん» ご指摘感謝いたします! 訂正しました! (2022年7月25日 17時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
nanako1201(プロフ) - 鬼にならんことをだと鬼になりますようにって意味になっちゃいますよ! (2022年7月23日 18時) (レス) @page16 id: ced68c71ce (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 如月蛍さん» コメントありがとうございます!ご指摘感謝致します。全部直してきました!また誤字脱字がありましたら教えて頂けると有難いです......!(ボソッ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小桜 | 作成日時:2021年6月28日 22時