2話 暗殺について ページ5
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「そこにかけてくれ」
『ありがとうございますぅ』
イケメン先生に言われ、示された椅子に座る。
「なになに、この子転校生?」
巨乳のめちゃくちゃ美人な人がイケメン先生に話しかけた。だか、イケメン先生はそれを華麗にスルー。後ろでは美人さんがぷくぅ、と頬を膨らませている。
いや、可愛いか。
「同僚がすまない。俺はここで体育教師をしている烏間だ」
ほうほう、烏間先生か。
「私はイリーナ・イェラビッチよ。一応、英語教師をやっているわ」
『そうなんですねぇ!よろしくおねがぁいしますぅ、烏間先生ぃ、イリーナ先生ぃ!』
先生ぃ、って伸ばすの何か変だな。
ぶりっ子ってホントにどうやるんだ??周りにそんな子いないからなぁ、わっかんね。
そんな事を考えていたら、不意に体に衝撃が伝わってきた。特に大したものじゃなかったけど、なんか包容感がある。
ふわっ。
ん?何だこれ。ふわふわしてる。
顔にかかった感触がふわふわしてることに気付き、視線をそちらに向けると。
何ということでしょう。
イリーナ先生に抱きつかれていました。
「A!あんた大好きよ!」
へ?私、先生に好かれるようなことしてなくね?
呆気に取られていると、ため息が聞こえた。大方烏間先生だろう。
「イリーナ、離れろ」
私にひっついて離れないイリーナ先生をひっぺがし、再び私と向き合った。
「友田さん、君に折り入って頼みがある」
『? なんですかぁ?』
真剣な表情(烏間先生は大体が真剣な表情だ)をする烏間先生が話した内容は驚くべきものだった。
「───事情は今話した通りだ。地球の危機ゆえ、秘密の口外は絶対に禁止。もし漏らせば記憶消去の治療を受けてもらうことになる」
怖ッ!!
現代怖すぎ!前世も物騒だったけど、今世も物騒すぎるよ!?
「E組の全員に同じ説明をし、他の生徒はすでに任務に入っている。やってくれるか?」
任務に来たのに、その上でまた任務かい。鬼畜!!
しかも暗殺。人を守る鬼殺隊が人を殺すなんて、大問題じゃないか。
「ターゲットを殺せるのは国が開発した対先生ナイフと対先生BB弾の入った銃。鉛の弾は奴には効かない」
そう言われ手渡されたのは、ゴムナイフとエアガン?
はぁ?こんなんで殺せるの?
『ところでぇ、ターゲットさんはどちらへぇ?』
「ああ、奴なら──」
烏間先生が言いかけた時、室内に凄まじい風が吹いた。
「おや、貴方が転校生ですか?」
いや、誰だよ。
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小桜(プロフ) - 実力派エリートさん» うわぁぁ! 本当ですね、間違ってました! 私も英語が苦手なことがバレてしまった……。こんな初歩的なのに。教えていただきありがとうございます。訂正してきます! (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
実力派エリート - コメント失礼します。 I'm tired. の訳は私は疲れています。ではないでしょうか。違ったらすいません。 (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - nanako1201さん» ご指摘感謝いたします! 訂正しました! (2022年7月25日 17時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
nanako1201(プロフ) - 鬼にならんことをだと鬼になりますようにって意味になっちゃいますよ! (2022年7月23日 18時) (レス) @page16 id: ced68c71ce (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 如月蛍さん» コメントありがとうございます!ご指摘感謝致します。全部直してきました!また誤字脱字がありましたら教えて頂けると有難いです......!(ボソッ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小桜 | 作成日時:2021年6月28日 22時