任務先でぶりっ子始めました

１話 初登校 ページ4

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『』・・夢主 「」・・それ以外



『えーっと......E組の校舎は...』


地図を片手にうろうろ彷徨っているのは、今日から椚ヶ丘中学校を護衛することになった、私___友田A。


端から見ると、結構ヤバい奴だよね。


さっき理事長さんに会ってきたんだけどさ...


__________


「E組校舎の方が危ないと思われますので、本校舎ではなくE組校舎へお願いいたします」

__________

って言われた。


それならもっと早く言って欲しかったよ。本校舎による時間が勿体なかったじゃん。


『あ、こっちか』


E組校舎、もとい隔離校舎へと続く道を見つけた。理事長さんの口調から考える限り、どうもE組の人達は差別を受けているみたい。


ケッ、下らない。


そんなことしてる暇があるんなら学業に集中しろっつーの。


そんな悪態をつけながら登り続けること数分。


長げぇ。


この坂、すんごく長い。私は鍛錬してるからそうでもないけど、一般人が登るならかなりの労力だろうね。


これを毎日のように登ってるなんて、E組の人達は尊敬されるべきだ。


さらに数分経ち、


『見えた！』


ようやく校舎を見つけることができました。


......ボロッ！


じゃなくて、趣(？)のある校舎だね。良いと思う。うん。


本校舎とは比べもんにならないね。見た目からして絶対に本校舎の方が設備揃ってる。


本校舎に使う前にこっちにその費用まわそーよ、理事長さん。


ま、取り敢えず職員室に行こう。


校舎の観察を止め、職員室へと歩を進める。


コンコンと扉を叩き、転校してきた者であることを伝えようとした。


おっと、その前に。


『ゴホン、ゴホン。あーあー』


ここではぶりっ子する予定だからね。声もソプラノボイスという、私にはちと困難な声を出さなきゃならない。決まりじゃないけど、本能がそうしろと告げている。


『すみませぇん。今日からぁ転入してきましたぁ友田Aでーす』


やっべ、ぶりっ子口調ってどんなだ？やったことないから分からん。


「入ってこい」


1人百面相していると中から声が聞こえた。


イケメンボイスですねぇ！


『失礼しますぅ』


取っ手に手をかけ、扉を開く。中に居たのは、スーツをきっちり着こなしたイケメンと、スッゲェ美人の外国人。


面子が濃すぎるよ。

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