17話 喫茶店 ページ20
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「Aちゃん!」
『カエデちゃん、どぉしたのぉ?』
金曜日の放課後。人の少なくなった教室の中でカエデちゃんが声をかけてきた。
「明日、予定空いてる?」
『明日ぁ?』
う〜ん。明日は、夜以外なら空いてたと思う。
『空いてるけどぉ...どうしてぇ?』
「良かった!じゃあさ、前に話したお店行ってみない?プリンを食べにさ!」
あぁ、確かに言ってたね。いいお店知ってるって。しかも、プリン。断る理由が見つからない。
『行きたぁい!』
「じゃあ決定だね!明日の1時に駅に集まろっ!」
『うん!』
楽しみにしてるね!バイバイ、とカエデちゃんは教室を後にした。
俄然、明日が楽しみになってきた。学校の友達とどこかに出掛けるのとか初めてだから、緊張もする。でもやっぱり、ワクワクの方が勝るかな。
よしっ、これで今日の任務も遂行できるぞー!!
*********************
翌日。待ちに待った休日!これを機に、もっとカエデちゃんと仲良くなってやる!
そう意気込み、駅に着いたのは集合時間の30分前。早く着きすぎた。
まだ来てないよねー、と辺りを見回せば、目についたのは特徴的な緑色。
あれはもしや...。
そう思い近づいていくと......やっぱり。カエデちゃんだった。
『カエデちゃぁん!』
「うひゃぁ!?...って、Aちゃんか。驚かせないでよ」
『ごめんねぇ』
声をかける時、同時に抱きついたら可愛い声で驚いたカエデちゃん。可愛すぎんだろ。
『カエデちゃん、早かったねぇ』
「うん、楽しみ過ぎて早く着いちゃった。Aちゃんも?」
『うん、そぉなんだぁ』
「だよねー!じゃあ早速、私オススメのお店に行こう」
カエデちゃんに手を引かれ、連れてこられたのはレトロな雰囲気が漂うお店だった。木造で、オレンジっぽい色の光が店内を照らしていた。
『うわぁ、雰囲気が良いねぇ』
「でしょでしょ!」
何故か得意げにカエデちゃんが言う。オススメだったから誉められて嬉しいのかな?
「何名様でいらっしゃいますか?」
「あ、2名です」
定員さんに案内され、店の奥の席に座る。テーブルに置かれていたメニュー表を見て、何を頼むか考える。
どれも美味しそう...。涎が出そう。
プリンにパフェにパンケーキ。その他もろもろ。とにかく、めちゃめちゃ美味しそうなものばかりだ。
「何にするか決めた?」
『ううん、まだぁ。どれもぉ美味しそうで悩むなぁ』
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小桜(プロフ) - 実力派エリートさん» うわぁぁ! 本当ですね、間違ってました! 私も英語が苦手なことがバレてしまった……。こんな初歩的なのに。教えていただきありがとうございます。訂正してきます! (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
実力派エリート - コメント失礼します。 I'm tired. の訳は私は疲れています。ではないでしょうか。違ったらすいません。 (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - nanako1201さん» ご指摘感謝いたします! 訂正しました! (2022年7月25日 17時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
nanako1201(プロフ) - 鬼にならんことをだと鬼になりますようにって意味になっちゃいますよ! (2022年7月23日 18時) (レス) @page16 id: ced68c71ce (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 如月蛍さん» コメントありがとうございます!ご指摘感謝致します。全部直してきました!また誤字脱字がありましたら教えて頂けると有難いです......!(ボソッ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小桜 | 作成日時:2021年6月28日 22時