明日は、君のことなんか。 (ページ2)

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「おはよう！ヒロト！」

「おはよう、朝から君は元気だね」

そう言って私に、笑顔で言ってくるヒロトとは中学生の時に出会った。

中学生の時の私は、周りと趣味なんて合わなくて友達もいなかった。
そんな時声をかけてくれたのがヒロト達。

「君、サッカー好きなの？」

「なんで？」

「だって、それサッカーの本だよね？」

私がいっつも見ていた本はサッカーについて詳しく書かれている本。
ずっと、昔からサッカーが好きでマネージャーになりたかった。

「うん。私、サッカー好き」

「そしたら、俺たちのマネージャーになってよ」

そう言って2人は私をサッカー部に連れて行ってくれた。

「あ、まだ自己紹介してなかったね。俺は基山ヒロト」

「基山くん…」

「ヒロトって呼んでくれて構わないよ」

「ヒロトくんって呼ぶね。私の名前は…」

『佐久間Aさんだよね』

それが貴方と初めての会話、