今日:15 hit、昨日:23 hit、合計:105,901 hit
小｜中｜大
・ ページ5
紫耀side
マネージャーさんが仕事を延期にしてくれて、あとは帰るだけ
俺の目の前で震え続けるこの子を、せめて落ち着ける場所に少しでも早く連れて帰ってあげたい
「れん、れ〜ん」
廉「ﾋｯｸ、やぁっ、こわい泣、ｸﾞｽｯ」
「怖いね、でもこっち見て？岸くんと海人は今はいないけど、しょうと神いるから。廉には敵が見えてるかもしれないけど、顔あげたら敵よりも味方の方がいっぱいいるよ？」
そう声をかけると少し落ち着いてきたのか、俺の声がやっと彼に届いた
見せてくれたその顔はあまりにも涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、廉の綺麗な顔をこんなにするまで苦しめてる奴が俺にも見えたら今すぐにでも殴ってやりたい
「よしよし、怖かったね。もう大丈夫、もしまた嫌なこと言われたり見えたりしても絶対守ってあげるから、ね？おいで廉」
これ以上近づかれるのはまだしんどいかなって気もしたけど手を広げると案外素直に抱きついてきた廉
そのまま廉を抱き上げて背中さすったり、ユラユラしてたら目がとろんとしてきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華霞. | 作成日時：2021年7月3日 23時
