キンプリちゃんの不調 (ページ29)

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統合失調症２（廉）ページ29

※リスカ表現あり。重ための話になります。

紫耀side

廉「ごめんなさい、ごめんなさい」

もう何百回も聞いたこの台詞

常に何かに怯えてるこの子を、俺は一体どうすれば楽にしてあげられるのだろうか

実は最近、廉の病気の症状が以前にも増してに酷い

夜も眠れないみたいだから一緒に寝てる

まあ、軽く一週間はまともに眠った覚えなんてないんだけどね

「廉、れーん。すぐ横にしょういるよ？そんな布団に潜ってたら苦しくなるからお顔出してみ？」

廉「やっ、泣、こわいｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ、、ﾋｯｸ」

「怖くない怖くない、だいじょ〜ぶ。」

廉「ﾋｯｸ、ごめんなさいごめんなさい、ｸﾞｽｯ、ごめんなさい、ごめんなさい……泣」

「はぁ、、」

なんて声をかけても今のこの子には届かないんだろうな

そう思った俺は無理やり廉を抱き上げた

廉「ｸﾞｽｯ、いやっ泣、離して泣！ｸﾞｽｯ、こわいの、泣、ｸﾞｽｯ、ぅわ〜ん泣」

とにかく人を怖がる廉はいつしかメンバーでさえも怯えるようになった

俺だけはまだ大丈夫だったんだけど、最近は俺すらも駄目みたいで正直俺もどうこの子に関わればいいのか分からない

「大丈夫、だいじょ〜ぶ。何も怖いことしないから。」

廉「ﾋｯｸ、ゃぁっ、泣、、ﾋｯｸ、ﾋｯｸﾋｯｸ…」

抱き上げた時は弱々しい力で精一杯抵抗してきたけど、疲れてきたのか少しずつ落ち着いてきた

そして力を使い切ったかのように涙の跡を残しながら眠りにおちていく廉

これがだいたい朝の６時頃

今ではこれが毎日のルーティーンなんだ