Scene Part 17 ページ14
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ピピピピ、と鳴り響くアラームの音で目が覚める。
私がいつも設定しているのじゃないから多分先生のかな……などと、寝起きのぼんやりした頭で考えていた。
今さっきまで鳴っていたアラーム音が切られ、隣で先生が起き上がる。
「……………おはよう」
朝の先生の声は少しだけ掠れていた。
長く黒い髪をかきあげるその姿を見て、
昨晩の出来事が頭の中で生々しく蘇ってくる。
恥ずかしくなって思わず布団を被った。
直視できない、絶対無理。
「………何だ、今更恥ずかしがってんのか」
「だ、だって…！！先生裸ですし……！！！」
「昨日見ただろ」
「ッ、そうですけど〜〜……！！」
布団を引き剥がそうとしてくる先生に対し、
絶対に離すまいと精一杯の力で抵抗していたが
男女の力の差というものは大きすぎた。
布団を捲り私の顔を見ると、頬に口付けてくる。
最近の先生はスキンシップが多くて心臓に悪い。
「…………悪かったな」
「…な、なんで謝るんですか……？」
「昨日、あんまり優しく出来なかっただろ。
……………いい歳して嫉妬なんて、情けない」
何故先生が昨日、あんなに怒っていたのか
やっと答えが見つかった。
先生がそんな感情を抱いていたなんて。
先生には悪いけど、ちょっとだけ嬉しく思う。
「………やきもち妬いてたんですね、」
「やきもち、って、そんな可愛いもんじゃねぇよ」
「ふふ、先生、すき」
私のその一言で、また少し頬を染める先生は
とても愛らしかった。
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ユキヒメ - すごく面白いです！最後まで書いてくださってありがとうございます！あと！最後の英文読めない！ (2021年7月21日 20時) (
レス) id: 797b99f061 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水無月さん» お褒めの言葉、大変恐縮です(;_;)こちらこそ、最後までお付き合いいただきありがとうございました…！また是非読んでやってください！；；； (2018年9月30日 10時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 作者様お疲れ様でした！描写がすごく丁寧で大好きな作品です！また読みに来ます〜！幸せな時間をありがとうございました！！ (2018年9月30日 1時) (レス) id: 7cfb39076a (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 鱈子。さん» 早速読んでくださったんですね…！ありがとうございます(;_;)気に入っていただけたようで私も嬉しいです、頑張ります！ (2018年9月25日 0時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
鱈子。(プロフ) - りめろんさん» 早速読んできました、もう最高です( ; _ ; )これからも更新楽しみに愛読させていただきます！頑張ってください( ; _ ; )！ (2018年9月24日 23時) (レス) id: 598ba70e2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年8月21日 18時
