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「こ、校長先生が……？」
頭を捻りながら記憶を辿っていけば、思い当たる節が確かにあった。
私が消太に会いに行った日___丁度、神野事件が起きた頃だ。
その事を振り返った余韻で、彼にした行動や発言を全て思い出した私は、羞恥心で死んでしまいそうになった。
彼にとんでもない事を言ってしまったような気がする。
あの時はもう感情がぐちゃぐちゃで、自分が発した言葉など気にする余裕は無かったのだ。
「なんでも、君と相澤くんが抱き合ってたとか……」
「〜〜〜ッ、ち、違います！！
そんなんじゃないですから…！彼とは本当に、」
「HAHAHA！顔が真っ赤だ！」
「オールマイトさん！！」
ケラケラと笑う彼を睨みつければ、ごめんね、と素直に謝ってきた。
この人も案外茶目っ気がある性格をしているらしい。
火照った顔を手で扇ぎながら、あの時の事をなるべく思い出さないようにと意識を逸らす。
視界に入ったのは、窓際に置かれた植木鉢。
前よりも葉が生い茂り、緑で溢れかえっていた。
「……お、何か育ててるの？」
「えぇ、お花なんですけど…まだ咲きそうにないです」
「へぇ〜！」
ソファーから立ち上がり、葉をまじまじと見つめるオールマイトさん。
そういえば、さっき彼とぶつかった衝撃であげるはずだった水を全部零してしまったんだった。
今日の分まだあげてないから今やらないと…と、じょうろを手にし、彼の後ろから声を掛けた。
「すみません、ちょっと水道行ってきますね」
「なら、ついでに私もここで失礼するよ。
スーツも乾いてきたようだし……色々ありがとう！」
「そうですか？お急ぎにならなくても、もっとゆっくりしてもらって構いませんよ。」
「いや、多分もうすぐここに相澤くん来ると思うんだよね」
は？と腑抜けた声が出た。
消太が来るなんて、何でこの人が分かるのだろうか。
そもそもその話、本当の事なのかしら。
頭上にクエスチョンマークを浮かべる私を見て、薄く笑ったオールマイトさんは、若干生乾きであろうスーツとシャツを持って行ってしまった。
去り際「頑張って！」とウインクしながら言うもんだから、再び彼を睨みつける。
完全に誤解された…最悪。
早く解かなければと焦る反面、少しだけ躊躇している自分もいるのがまた恥ずかしい。
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りめろん(プロフ) - mokatiさん» 不具合があったようですね、運営の方からメールが届いていました…！ご丁寧に教えてくださりありがとうございます(;_;) (2018年12月10日 7時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
mokati(プロフ) - 初コメ失礼します。運営側のトラブルなので大丈夫だと思いますよ。コメント等がもどるかはわかりませんが、バグが治りしだい普通に使えるようになりますよ。 (2018年12月10日 2時) (レス) id: fdecbe79f7 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - いゆ。さん» ありがとうございます(;_;)頑張らさせていただきます…！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - Soleilさん» Soleilさんが毎回下さるコメントに、私もニヤケが止まりません笑 これからのお話も是非楽しみにしていただければと思います…！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
いゆ。(プロフ) - 早く続き見たいです！！！これからも頑張ってくださいね！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: ee86b7a9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年10月24日 0時
