Memories 21 ページ25
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それは本当に、突然の出来事だった。
「………え、…ど、どういうことですか…？」
「君、確か先週退職届を出したばかりじゃなかったかい？僕に渡したろう？」
カウンセラー非番の日に本職の方へ出向けば、いきなり上司から身に覚えのないことを言われ首を傾げる。
退職届なんて出てないし、ましてや先週は一度もここへ来ていない。
訳の分からないまま、結局その日は仕事をさせてもらえず追い出されてしまった。
その上司の態度にも、突然職を失ったことに対しても、腹が立ってしょうがない。
「そのまま家に帰るのもなぁ……」
.....
植木鉢から伸びる葉をつつきながら、一人のんびり来客を待つ。
帰る前に寄った雄英高校の相談室は今日も静かだ。
まぁ、いつも居る曜日にしか生徒は来ないから、いくら待っていても来ないのは分かってた。
あともう少しの辛抱。
夕方になれば、多分消太が来てくれる。
職員室へ鍵を取りに行った時、たまたまいらっしゃったミッドナイト先生に私がいることを伝えておいてもらうよう頼んだのだ。
彼に会ったら今日の話を聞いてもらおう。
それからどうするか決める事にする。
といっても、あの職場にこだわっている訳でもないし、近頃様子を見て辞めようとも考えていたので丁度良かったのかもしれない。
色々考えているうちに、何だか眠くなってきた。
小さくあくびをして、それから身体をうんと伸ばす。
「……あなた達がここまで大きくなれたのも、彼のおかげね」
指先に触れる深緑の葉に向かってそう声を掛けた。
私自身も、彼のおかげで変われたんだ。
見た目はあんなだし、合理主義で口煩い部分もあるけれど、やっぱり凄い人。
そんな彼が好きだし、尊敬すべき人間だと思っている。
(早く会いたい)
逸る気持ちに乗せられて、ふと窓の外に目をやる。
夕暮れ前の空の色は見当たらない。
広がるのは、一色だけ。
耳元で聞き覚えのある声がしたかと思えば、目の前の視界は空よりも深い黒で閉ざされた。
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りめろん(プロフ) - mokatiさん» 不具合があったようですね、運営の方からメールが届いていました…！ご丁寧に教えてくださりありがとうございます(;_;) (2018年12月10日 7時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
mokati(プロフ) - 初コメ失礼します。運営側のトラブルなので大丈夫だと思いますよ。コメント等がもどるかはわかりませんが、バグが治りしだい普通に使えるようになりますよ。 (2018年12月10日 2時) (レス) id: fdecbe79f7 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - いゆ。さん» ありがとうございます(;_;)頑張らさせていただきます…！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - Soleilさん» Soleilさんが毎回下さるコメントに、私もニヤケが止まりません笑 これからのお話も是非楽しみにしていただければと思います…！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
いゆ。(プロフ) - 早く続き見たいです！！！これからも頑張ってくださいね！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: ee86b7a9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年10月24日 0時
