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消太から受け取った種を、早速植えてみることにした。
単色のシンプルなデザインの植木鉢に、少しずつ土を入れていく。
虫が出てこないかとビクつきながら作業をしていれば、消太がしびれを切らしたのか「貸せ」とスコップを横取りしてきた。
手伝いに来てくれたならそう言ってくれればいいのに。
そしたら最初から全部任せたのになぁ……それもそれで違う気がするけど、と自分でツッコミを入れる。
.....
「ねぇ、これって何色の花の種？」
「………さぁ。咲いてからのお楽しみ、ってやつだ」
「……そう、随分焦らすのね」
消太が合理的に作業を進めてくれたお陰で、種まきをする所まで終えることができた。
じょうろで水をやった後の湿った土をじっと眺めながら、彼とそんな会話を交わす。
ちゃんと咲いてくれるだろうか。
飾り用とは言いつつも、せっかく育てるのだから、綺麗に咲かせてあげたい。
「水やりは週1でいっかぁ……」
「早々に枯らすつもりか」
呆れたようにため息をついた消太の隣で、私は驚愕していた。
ちゃんと本で読んだはずなのに……水やりってそんなに頻繁にしなきゃいけないものだったのか。
となれば、週2回の出勤の私には到底難しい。
消太に助けの眼差しを送れば、一瞬嫌そうな顔をしたが、仕方が無いというように少しだけ目を伏せた。
「………………夏休みの間だけだ。
合宿中は自分で何とかしろよ」
「そう言ってくれると思ってた。優しいものね」
「……っ、お前なぁ、」
何故か調子に乗るなと咎められた。
ちゃんと褒めたのに……理不尽過ぎるじゃないか。
思い切り指でつつかれ、ヒリヒリと痛む額を押さえながら彼を見上げようとするも、手で視界を塞がれてしまった。
必死に抵抗していれば、ふと指の隙間から見える彼の顔。
「おいコラ、見んな、」
「………な、何でそんな真っ赤に、…」
「……るせぇ、お前が調子狂うようなこと言うからだろ」
優しい、の一言だけで過敏に反応するような人では無かったはずだ。
やっぱり今日の彼も変。
おかしい人、なんて言えば何をされるか分からないので、心の中で留めておいた。
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りめろん(プロフ) - mokatiさん» 不具合があったようですね、運営の方からメールが届いていました…！ご丁寧に教えてくださりありがとうございます(;_;) (2018年12月10日 7時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
mokati(プロフ) - 初コメ失礼します。運営側のトラブルなので大丈夫だと思いますよ。コメント等がもどるかはわかりませんが、バグが治りしだい普通に使えるようになりますよ。 (2018年12月10日 2時) (レス) id: fdecbe79f7 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - いゆ。さん» ありがとうございます(;_;)頑張らさせていただきます…！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - Soleilさん» Soleilさんが毎回下さるコメントに、私もニヤケが止まりません笑 これからのお話も是非楽しみにしていただければと思います…！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
いゆ。(プロフ) - 早く続き見たいです！！！これからも頑張ってくださいね！！ (2018年11月9日 20時) (レス) id: ee86b7a9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年10月24日 0時
