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Memories 3 ページ10

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「緑谷お前!!何ラッキースケベしてんだ!?!」



「クッッソ!!何でいつも緑谷なんだぁあ!!!」



「えええ!?!ふ、二人とも誤解してるよ!!!」






教室に戻ると、訓練を終えた一部の生徒が何やら騒いでいた。全く喧しい。
キッと睨みつけると、緑谷の肩を揺さぶっていた峰田と上鳴の顔が引き攣る。







「………お前ら…もうすぐ授業だが、準備はもう終わってるんだろうな?」



「スミマセン!!!」






慌てた様子で自席に戻っていく三人を見て、ふぅと一つ溜息を零す。

峰田と上鳴はまた調子に乗って……緑谷も今日の訓練でまた怪我したってのに、大人しくしていられないものか。



緑谷の手元に目を向けると、人差し指にぐるぐると包帯が巻かれていた。

これまたあの婆さんは…処置が大袈裟すぎる。






「あ、あの!先生!」



「………………何だ、緑谷」



「雄英にはリカバリーガールの他に、養護教諭の先生はいらっしゃるんですか?」






教卓に戻ろうとしたその時、緑谷が後ろから呼び止めそんな質問を投げかけてきた。

俺が知っている中で保健室に勤務しているのは婆さんだけだし、二人いるだなんて聞いたこともない。



頭の片隅でそう考えながら、ワサワサと自身の頭を搔く。






「いや、婆さんだけだと思うが………何かあったのか」



「そ、そうですか……いえ、何も、」



「先生!こいつ美女の胸に飛び込んだんだぜ!」



「ちょッ、峰田くん!!!だから誤解だってば!!」






緑谷の後ろからひょこっと顔を突き出し、必死に訴えてくる峰田。緑谷は火が吹き出そうな程赤くなりながら弁解している。


会話の内容がまるで思春期男子だ。
健全で何よりだが、峰田は少し見逃せない。







_____美女とは?

少なくともその保健室に、ここの教師ではない誰かが来たということになる。

じゃあ緑谷の手当も、その美女とやらがやったのだろうか?でも朝に婆さんを見かけているし、彼女が学校にいるのは確かだ。





もし俺の推測通り、別の誰かがいたのだとしたら、職員室での出来事とも何か関係があるかもしれない。






名前を呼ばれた。

正確には、呼ばれた " ような気がした " だけだが。





久々に聞いた懐かしい声。
ふと彼女(・・)の事を思い出し、ギュッと胸の奥が握り潰されたように苦しくなった。



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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…!嬉しい限りです…!ありがとうございます!(;_;) (2018年10月18日 8時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます!楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます!これからも頑張ってください! (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ!ありがとうございます…!!そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして!いつも楽しく拝見させていただかせています!自分も相澤先生推しでこの小説大好きです!これからも楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます!これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ー`) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りめろん | 作成日時:2018年9月24日 19時

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