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これだけ大きいショッピングモールであればすぐ見
つかるだろう、と考えていた自分を恥じた。
そもそもホームセンターだとか、そういう専門的な所に行けば良かったのだ。
行く先全ての園芸ショップで、店員さんに聞きながら探し回るが、花煙草なんていう珍しい品種は売っていないらしく……私はすっかり困り果てていた。
「どうしよう……今から行くにしてもなぁ、」
腕時計に視線を移し、再び小さく唸り声を上げる。
時間帯が微妙。
今から別の場所へ移動するにしても、帰りが遅くなってしまいそう。
逆に家に帰ったとしても、早くつきすぎてやることが無い。
どうしたものか、と歩きながら考えていれば、目の前に見覚えのある姿が。
「………あれ、お茶子ちゃん？」
「ぅえ、っ、お、憶來先生！？！」
栗色の髪の毛を揺らしながらこちらを振り返る女の子は、私を見て目を見開いた。
.....
「へぇ、皆で買い物に来てるのね」
「はい！」
「……それで、その皆は何処に？お茶子ちゃん、もしかして迷子？」
「えっ、ちゃ、ちゃいます！
買うものがそれぞれ違うから、バラけて行動してるんよ！」
ばったり遭遇したお茶子ちゃんと一緒に、モールの中を並んで歩く。
訛りの混じった喋り方で必死に否定する姿がとても可愛い。
林間合宿か………そういえば彼もそんなような事を話していたような気がする。
それにしても、クラスメイトで揃って買い出しに来るとは、相変わらずA組は仲が良くて感心。
私の頃は男女で出掛ける事なんて無かったし…
今の子はやっぱり違うわね。
" 今の子 " なんて、自分の歳を感じさせられてしまうのがこう…なんとも言えない。
虚しい気持ちに駆られつつ、私はお茶子ちゃんに「そっか」と微笑みながら軽く返事をした。
「憶來先生は何しに来たん？」
「花の種を探しに、ちょっとね。
けどなかなか見つからなくて……帰るか迷ってたところ」
「そうなんですか！何の花______」
そう言いかけ、それから何も言葉を発しなくなってしまったお茶子ちゃん。
不思議に思って隣を歩く彼女に視線を落とせば、引き攣った顔で遠くを見つめていた。
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
