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「……さっきから何やってるんだ、お前…」
「ん〜……うん………」
「………………………」
ベッドの横にある椅子に座り、何かの冊子をじっと見ながらあやふやな返事を返す彼女。
一体何をしているのか。
さっきからずっとこの調子だ。
しばらくの間唸り声をあげて悩んでいる様子だったが、ぱっと本から視線を移し、俺を見てこう言い出した。
「ねぇ、この中で1番綺麗なお花ってどれだと思う？」
「………………花？」
彼女曰く、生徒から殺風景すぎると指摘を受けた為に、何か花を飾りたいらしい。
成程。非番なのに学校へ来ていた理由はこれか。
植物の育て方の雑誌や図鑑など、色々な本を袋から取り出しては眺め……の繰り返しをしているようだった。
装飾用ならば、花屋で買ったものを生ければいいのでは？と指摘したところ、「どうせなら種から育てたい」と妙なこだわりがあるようで。
園芸なんて詳しくないし、ましてや花など滅多に触れる機会もない。
彼女から手渡された本のページをペラペラと捲っていると、再び彼女が話しかけてきた。
「そういえば、だいぶ体調も優れてきたみたいね。普通に起き上がれてるし、」
「あぁ、お陰様で______」
そう返事を返したところで、俺は動かしていた手を止めた。
白い花。
深い緑色の葉に混じって所々に咲いている写真に、惹き付けられるかのような感覚を覚える。
同調して、溶け込んでいく。
何色にでも染まるその純白は、まるで彼女を表しているかのようだった。
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
