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「オトナの恋愛……って、そこまで大層な人生送ってないわ…。
それに、紅茶を貰うことだって特別な事じゃないよ？親戚からいただいたりしない？」
「ちがーう！そういうんじゃなくてー！！」
「もう…三奈ちゃんも懲りないわね……」
やんわり誤魔化したけど、やっぱり効かないようだ。
もうこれ以上説明のしようがない。知らない男と会っていたことや、今はフリーだとか……そんな私的な話は生徒にしてはいけない気がする。
教師ではない私でも分かる事だ。
三奈ちゃんに迫られて困惑していたら、丁度いいタイミングで下校を知らせる放送が流れ始めた。
それを期に、私はソファーに座る3人に向かってパチンと両手を鳴らし、切り替えの合図を入れる。
「……ほら、もう下校時刻よ。
早く帰ってしっかり体を休めなきゃ、試験勉強にも集中できないんだから」
「ちぇ〜…もうこんな時間だったんだ…」
「やばッ、ウチ親に買い物頼まれてたんだった！」
「憶來先生、今度は私がお勧めのお紅茶を差し入れしに行きますわね」
ありがとう、と百ちゃんに微笑み返してから、ドアを開けて出ていく皆を見届けた。
直後、ドアの向こうの廊下から三奈ちゃんらしき声が聞こえてくる。
他の先生に注意でもされたのだろうか。
あ、これもしかして、私の責任になったりして……
軽く心配しながら、空になったティーカップを重ね給湯室へ行こうとしたその時。
「………憶來先生、できれば下校時刻前には生徒を帰してもらえますか。」
「げ…………」
「げ、って何だ。
ったく………注意されるのは俺なんだからな」
小さなノックの音と共に訪れたのは、予想していた通りの人物だった。
室内に入った途端、消太がいきなり常語に戻して話し出すから、私は慌てて開きっぱなしのドアを閉めるよう催促した。
学校内で私達がかつて顔見知りだということを知っている人は誰もいない。その為、敬語を使ったり呼び方も変えたりしないと、辻褄が合わないのだ。
「もう誰もいねぇよ」と呆れ顔でそう返す彼の手には、ノートパソコンと束になった資料。
ただ説教をしに来ただけ、って様子ではなさそう。
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
