Memories 6 ページ21
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後日、治与ちゃんから電話があった。
引き受けてくれて助かった、というお礼と、務められるようになった際は校長先生へ会いに行ってほしいとのこと。
あーあ、本当にやらなきゃいけないのか。
改めて考えるとやはり少し面倒だ。
それに今日は雨だし、余計気分も下がるのだろう。
気晴らしに何処か行ってみようかと行き先を考えてみようと頭を捻らせてみる。
ふと浮かんだのは資格について。カウンセラーってそういえば、どんな資格が必要なんだっけか……
「……………あ、」
......
傘に付いた水滴を軽く払ってから傘立てに入れる。
結局来たのは近所の図書館。ここなら何か役立つ情報が得られるかもしれない。
早速中に入ると、試験や資格等について詳しく書かれている参考書やらを手に取り読んでみた。
" スクールカウンセラーという職業に就くためには、「精神科医」「大学教員」の職に就くか「臨床心理士」の資格を取得していることが必要です。"
" 少なくとも大学院で2年学び、さらに試験に合格する必要がありますので、簡単に習得できる資格ではありません。"
「…………臨床、心理士…」
それらの本に書かれていたのは、何やら小難しいことばかりで私にはさっぱり分からなかった。
ただハッキリしたのは、相当な時間と勉強が必要な事と、今すぐに始められるものではないという事。
いやもう、これ駄目じゃない？
自分からやりますとか宣言して、結局できませんでした〜……なんて…
想像しただけで恐ろしいけど、こればかりはしょうがない。断るしか選択肢はないのだ。
でも、さっきまで面倒臭いと弱音を吐いていたのに何故こんなにガッカリしているのだろうか。
やらなくて済む筈なのに、残念がっている自分がいる。おかしい。
同じページを見つめながら深く考えていたら、
本が手からスルっと抜けて、視界が開ける。
驚いて見上げると、彼が私の読んでいた本をまじまじと眺めていた。
ここで借りたであろう何冊かの本と、書類が挟まっているファイルを片手にする彼の姿は、普段とはまるで別人のよう。
一つ結びも、私服姿も、付き合っていた頃はよく見ていたものだったけれど____
ふとそんな事が頭を過ったので、私は慌てて首を振り、再び彼を見つめ直した。
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
