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" イレイザーヘッド "
彼のヒーローネーム。
メディアや報道に一切姿を見せないので、長らく聞いていなかった。
そのご本人様が、どうしてか私の隣にいるわけで。
生徒がまた訪ねてきたのだろうと軽い気持ちで見てみれば、さっきまで頭を抱える程に悩んでいた要因の彼がいるだなんて、まさか思いもしなかった。
いやいや、そうならそうと何か説明でもしましょうよ。一瞬だけ治与ちゃんを恨んだが、それも無理ない。
私と彼の事を何も知らない彼女に「気を遣え」なんて、そんな傲慢なこと言えるか。無理。
______だけどこの状況、かなりキツい。
「この子がスクールカウンセラーを引き受けてくれるよう、アンタに説得してもらいたい」
最初に聞いた時は耳を疑った。
何？どういうこと？
彼が私を説得させるって、治与ちゃんの無茶振りも、流石に度が過ぎる。
訳が分からず困惑しているのは、私だけではなかったようだ。
すぐ隣で、今にも着火しそうな程に怒りを露わす彼。眉間に皺を寄せながら、ギロリと睨みを利かせている。
「…………俺が何故初対面の人を説得しなきゃならないんです？
しかもその件、俺には何一つ関係ないでしょう。
校長に頼めばいいじゃないですか。」
「根津は話が長すぎるからね、それにアンタだって別にこの話を反対している訳でもないだろう？
初対面だからこそ、アンタの " 合理的 " な策略で、この子にここでカウンセラーをやる意欲を引き出してほしいんだよ」
「初対面だからこそ、の意味が理解できない。
信頼関係も無い間で話し合いをしても解決しません。」
だんだんと2人の言い争いに滑車がかかり、それをただ黙って見ているだけの私も冷や汗が止まらなくなる。
今の私の様子といったら、これまたシュールな光景なのだろうが、こちとら真剣だ。この状況をどうにかしないと。
そんな気持ちが焦りを招いたのか。
椅子から勢いよく立ち上がると、大声で思いもよらぬ事を口走っていた。
「やります！！！カウンセラーやりますから！！」
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りめろん(プロフ) - Soleilさん» そこまで楽しんでいただけるとは…！嬉しい限りです…！ありがとうございます！(;_;) (2018年10月18日 8時) (
レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
Soleil(プロフ) - もうお話が好きすぎて、いつも更新楽しみにしてます！楽しみすぎて、数件通知の更新が来たら、1番最後にこの小説を見るようにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年10月18日 7時) (レス) id: bc0cb92646 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - ユウさん» わわ！ありがとうございます…！！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2018年9月29日 22時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただかせています！自分も相澤先生推しでこの小説大好きです！これからも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年9月29日 21時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りめろん(プロフ) - 水波さん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでくださると嬉しいです(´ｰ｀) (2018年9月25日 18時) (レス) id: f302ac9b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめろん | 作成日時：2018年9月24日 19時
